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報告と御礼「いつかの私に勇気をくれた見知らぬあなたたちへ」
サクラ咲く今日、久しぶりに投稿したのは、
みなさんへ報告と御礼をしにきました
職場でのいやがらせを上司に相談して1年半
上司に見切りをつけて会社総務に相談して1年
ようやく、戦いが終わりました
相手の懲戒処分が決まりました
めまいで朝起き上がれなかった日もあったし
会社のトイレで咽び泣いた日も、
通勤途中に涙が止まらなくなり出社できなかった日もありました
上司や総務に相談し始めた頃は、相
心に傘と、脚に支えを
「止まない雨はない」なんて、励ますつもりで言ってるならやめてほしい。
止まない雨がないことも、明けない夜がないことも、十分理解している。
雨が止まないことが悲しいわけじゃない。夜が明けないことが辛いんじゃない。「いつになったら陽の光を浴びれるのか」それがわからないから辛いのだ。
「止まない雨はない」なんて、助けるつもりで言ってるならやめてほしい。
その言葉がもたらすのは救いではない。雷(い
ハッピーエンドよりも【3/3】
むかし誰かが言っていた。
“恋愛映画を観て頭に思い浮かんだ人物が
あなたが恋をしている相手だ”と。
普段はアクションやサブカルもの、ほのぼの系を好んで観る私だが、個人的にハズレがないと思っている監督の新作が気になり、あの日は珍しく恋愛映画を目当てに映画館に足を運んだ。
主人公は独自の”好み”をもつ男女2人。
趣味が合う彼と彼女はあっという間に意気投合して仲良くなり、会うたびに距離が縮まってい
私の「」なもの【1/3】
子供の頃、「すき」という言葉はとてもシンプルだった。
その2文字はただただ甘酸っぱく
その響きはただただ心を弾ませた。
大人になった今はどうだろう。
年月と共にいろいろな恋を知り、その二文字はたくさんの意味を含むようになってしまった。
本当はもっと単純なはずなのに。
「彼」の隣で初めて眠った日の朝、布団の重みで目が覚めた。
背中に熱を感じて振り返ると、昨日まで”ただの仲が良い先輩”だっ
最終回は最後であって最後じゃない【彼は彼であって彼じゃない⑦】
12月中旬 その年1番の寒い日だった
待ち合わせ場所に到着すると、やっぱり彼はすでに1杯目のビールを飲んでいた。
彼の2杯目と私の1杯目の生ビールを注文して、料理を待っている間、彼が鞄から紙袋を出してきた。
「誕生日おめでとう」
その日の数日前が私の誕生日だったのだ。
すごく嬉しかった。
誕生日を覚えていてくれたことと、悩みながらプレゼントを選んでくれたこと。
彼はお世辞にも細かい性格
ザ・フール【彼は彼であって彼じゃない⑥】
突然ですが、皆さんは異性の脈ありサインを見抜けるでしょうか?
私は、わりと得意です。
観察力と五感が他人よりちょっと優れているので、周りからも「勘がいい」とよく言われます。
さて、話を本題に戻します。
朝まで2人で過ごした私と「彼」は、お酒が抜けきった頃に車で帰路についていました。
お互いオールするほど若くはないので、車内はどことなく口数少なめ。
私が窓の外を見ながら、なんとか一晩乗り
防御力ゼロのバリケード【彼は彼であって彼じゃない⑤】
時刻は午後8時
2時間前に外にいた時よりも風が一層冷たくなっていた。
「2次会どうする?いく?」
と聞かれたので、「行きますか!」といつものように返事をする。
お忘れかもしれませんが、私のスタンスはこの時でも変わらず、
何も始まらせない何も終わらせない。
できるだけ「いつも通り」を心がけて
変に防御を固くしたり、変に意識したりしないよう心がけていた。
「お腹もいっぱいだし、ウチで飲み直す
充足感ってこういうこと【彼は彼であって彼じゃない④】
電話で話した次の日、待ち合わせ場所の個室居酒屋へ到着すると、「彼」はすでに一杯目のビールを半分飲み終えていた。
私も生ビールと料理を少し注文すると、注文を終える前に彼がビールを飲み干して二杯目を追加注文した。
緊張していたのだろう。
他愛もない話をしていると、料理と二杯のビールが届いた。
「おつかれさま」とグラスをコツンと合わせて乾杯をし、料理の感想を軽く言い合う。
彼は必ず一言添えて「
「ただの仲良しな先輩後輩」【彼は彼であって彼じゃない③】
「転勤するって聞いたけど本当?」
彼が私の転勤をどこかで知ったようだ。
後から聞いた話だと、私と仲が良い「彼」が転勤を知らないはずがないと思って、チームリーダーが話題に挙げてしまったらしい。
一瞬動揺したが、いつか知るかもしれないと予想していたので、出来るだけ「軽く」返事をした。
『バレましたか!』
返信するとすぐに電話がかかってきた。
ひと呼吸おいて通話ボタンを押し、出来るだけ「軽く」
何も始まらなければ何も終わらない【彼は彼であって彼じゃない②】
令和3年も残り1ヶ月に迫った頃
以前から希望していた異動願いが通った。
仕事上の直接的な関係がない人たちには通知義務がなかったので、私が来月から異動することを知っていた人は限られていた。
「彼」とはチームが一緒でも同じ仕事をしていなかったので、私が伝えなければ彼が知ることはなかった。
とても迷った。
この頃は、世界的に感染症が大流行していたので飲み会もほとんどなく、
彼に伝える機会がなか
昭和ジェントルと平成ガール【彼は彼であって彼じゃない①】
社会人になって1ヶ月が過ぎた頃、平成が終わった。
2019年5月
31年続いた平成の時代がおわり、令和がやってきたのだ。
平成生まれとしては、自分が過ごしてきた日々が色褪せていくような気がして、なんだかソワソワしたし、
冬に更新したばかりの免許証に書いてある「平成36年」は幻になった。
ちょうど同じ頃、新人研修を終えた私たち新卒は、希望が通ったり通らなかったりということはあったが、それぞ