ドラフト指名の感想阪神編

1位 森木大智 投手 高知高 右投右打  184cm/90kg

市和歌山小園を外してしまうもこの選手を取れたのは最高の結果だと思います。中学で150キロも高校での最速は154キロ。甲子園での登板はなし。高校では伸びなかった球速も伸ばして西純、村上とともに次世代のエースとして期待しています。将来は藤川球児のように22番を背負いそのストレートで甲子園を沸かせてほしいと願います。

2位 鈴木 勇斗 投手 創価大 左投左打  174cm/83kg

小柄ながら152キロを投げ込む左腕。今年の阪神は伊藤及川が大車輪の活躍も岩貞が二軍落ち、また髙橋も大幅に出遅れなどもあり左腕指名はしてほしかっただけに期待。成績は20秋に4勝1敗47回50奪三振で1.74の防御率をマーク。21秋も40.2回41奪三振に防御率1.77と成績を残しているが四死球率が4を超えているのでここを改善したい。ただ阪神は近年でも髙橋及川をものにしているので出てくるのは案外早く来期夏にはもう上で投げているかもしれないと期待したい。

3位 桐敷 拓馬 投手 新潟医療福祉大  左投左打 178cm/90kg

最速150キロの左腕。こちらは奪三振率が11.62、四死球率が2.92というハイスペック。これが本当に3位でいいのですか?と思います。鈴木投手と競いローテを埋めてくれる活躍に期待しています。開幕からローテ入りしている姿が一番今年想像できる選手です。

4位 前川 右京 外野手 左投左打 176cm/88kg

通算37発。甲子園でも通算.375 2本 11打点 .510/.550/1.060を残した大砲候補。今年の鳴尾浜は日本一になったとは外野手が井上(.267 9本 50打点 .309/.463/.772)故障。高山(.202 3本 23打点 .261/.283/.545)に江越(.251 7本 19打点 .330/.430/.760)という状況。井上が成長も高山江越は先が見えずあまり健全でない中で4位でこれだけの外野手大砲候補が取れたのは朗報。浜風を切り裂く打球でチームを勝利に導くのを期待。来年の目標は井上が鳴尾浜卒業も近づいているので卒業後の鳴尾浜4番取りを目指してほしいです。

5位 岡留 英貴 投手 亜細亜大 右投右打  180cm/87kg

最速150キロのサイドスロー。防御率5超えるシーズンが2回あるも21秋は0.72。21秋までは奪三振8.20、四死球率3.76、被安打率8.03だったがこの秋は奪三振8.28、四死球率1.80、被安打率4.68と大幅に改善。今年の阪神は常に強みだったリリーフがついに崩壊してしまったため1年目からの回転を期待したいが将来的には青柳のように先発もしてどこでも回せる便利屋のような投手になることを期待しています。

6位 豊田 寛 外野手 日立製作所  右投右打 177cm/85kg

一塁到達タイム4.32の足に右に本塁打の打てる打撃をプロでも見たい。阪神の右打ち外野手は手薄なので出番が来るのは早いはず。中野のようにプロで暴れて欠かせない存在になってほしい。

7位  中川 勇斗 捕手 京都国際高 右投右打 172cm/72kg

7位で取れるの?というか捕手を取るの?と思いましたがもし進学、社会人入りなら確実に上位指名になっていたと思うのでここで取れたことは非常においしい指名だった選手だと思います。梅野榮枝の体制に坂本がいるのが将来の阪神像だと思いますがここに割って入る力が十二分にある選手だと思っています。まずは体をしっかり作りをし3年後のデビューに期待。

育成1位 伊藤 稜 投手 中京大 左投左打 178cm/86kg

18春から19年秋はすべて防御率1点台をマークも去年は開催中止に肩痛で登板なし、それでも最速150キロの左腕は魅力的。21秋は奪三振率10.22、四死球率2.19も被安打率11.68、防御率5.84なので支配下登録するなら来年くらいになりそう。ただかつての輝きは鈴木、桐敷にも負けていないので左腕トリオとして君臨してほしい。

まとめ

今年の阪神の指名にはとにかく崩壊した中継ぎに期待を大きく裏切り監督に寂しいとまで言わせた岩貞やかつてのレギュラー候補たちへのケツ叩きのようなドラフトに感じました。

欲を言えば二遊間の補強。育成2位で市立尼崎の米山選手などを指名してほしかったですね。

これから入る8選手には阪神は若いチームで出番はすぐ来る。その時まで力をつけて手にしたチャンスは逃さないように大暴れしてほしいと願います。


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