自分が描きたいシーンを脚本にしてみた

夫60歳、妻59歳
この二人はたまに、外で外食をすることにしている。
その日は1カ月ぶりに、電車に乗って15分ほどの駅で降りたイタリアンのお店で夕食をとっていた。

1幕:お酒飲みながら食事をする二人

夫「うん、これ・・おいしいっ・・はっ・・」
妻も同じ料理を口に入れる
妻「ほんとだっ。おいしいっ」
夫「だよね・・」
妻「ねえねえ、あたし、こっちのも好き。すごくおいしい」
夫は妻が指さしたお皿を寄せて、箸でその料理をつまんで口に運ぶ
夫「あぁ・・、これもおいしいねぇ」
しばらく料理を食べている
夫「僕たち、今日はいいお店に入れたね。あたりだったね」
妻は、にっこりの微笑む
妻「あたしたち、いつもいい店見つけるの上手だよね。
 いっつもあたりばっか。」
夫「うん、そうだね」
店員が、近寄ってきて、
揚げたてのフィッシュフライとアヒージョを運んで
夫婦の座っているテーブルに置いた。

妻は、フィッシュフライに添えられていたソースをほんの少しつけて口に運んだ。
夫は、パンのうえに海老とアヒージョをかけて口にほうばった。
妻はじっと夫のことを見ていながら、口のなかがなくなり食べ終わったのを確認して、
今度は、もう一つのフィッシュフライをソースにつけ、夫の口元にもっていく。
妻「はい、あーーーーん。」
夫は口をあけて、妻が差し出したフィッシュフライを食べる。
妻「どう?」
夫「うん・・・。このソース、うまいな」
妻「だよねーーーーーー。」
妻「このソース・・何が入ってるんだろう・・。」
夫「なんだろうね。でも、うまいな」
妻「もしかしたら、バジルかな」
夫「うん、そうかもしれない・・」
妻「今度、これ、やってみる!」
夫「うん。だけど、ここのお店にまたくればいいんじゃない?」
妻「うん、そうだけど、これ、作ってみたいんだ」
夫「そっか。」

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こうやって、この二人は月に1回~2回ほど、夜のデートをずっと楽しんでいるのだ。

2幕:なんとなくかみ合わない二人

だけど、数キロ先に離れた場所に住む夫婦の夕食風景はこんな感じである。

夫「ただいま」
妻「あら、早いのね」
夫「え、いつもと変わらない時間だよ。
いつも6時くらいには帰るようにしているからね。」
妻「そうだったわね・・えっと、すぐご飯できるから待ってね・・・」
夫「あ、別に急がないから大丈夫だよ。お風呂さきにはいってくる」
ジャーー・・フライパンを動かしてピーマン肉炒めを作る妻
その後、夫が風呂から出てもまだ何か切ったりしているが、しばらくして料理はできあがった。その間、約30分。
お盆にのせて食事を夫の座る椅子の前の机に置いた・・その瞬間。

突然夫は、無言で席を離れてトイレに行ってしまった。
気になった妻はしばらく夫が帰ってくるのをチラチラと見ながらも洗い物を始めた。

15分経っても夫はまだ席に座らない。
妻はイライラしている様子になるが、無言のまま。
夫はやっと戻り、席に座り食事を始める。

妻「せっかく出来立てだったのに、時間たったから冷めちゃったね。
レンジで温めなおそうか?」
夫「いや、いい。」
妻「そお?」
夫「うん・・」
そして、夫はテレビをつけてテレビを見ながら、食べている。
妻は夫をチラ見してから軽くタメイキをつき、自分も食べ始める。

数分後、自分は別の部屋でテレビをつけて、ご飯を食べなおす。

3幕:ご飯はいらないという夫婦

まきこは、20代の頃からフルタイムでずっと仕事をしている。
結婚は25年前、30歳になる誕生日の前月ギリギリ29歳に今の夫と結婚。
子供はできなかった。

ときは、金曜日午後19時 週末で自宅にいた。

妻はお酒を飲みながらパソコンに向かっている

カタカタ・・方カタカタ・・
夫「ゴソゴソ・・・パリッ、パリパリ。ゴソゴソ・・」
妻「また、ポテチ食べてるの?!もう!いい加減にお菓子ばっか食べていると糖尿病になるよ!」
夫「おまえこそ、酒ばっか飲んでんじゃねーよ。
肝臓悪くなって早死にするぞ」
妻「これ、仕事してるんだからしょうがないでしょ。明日はあなたのお母さんのところに行かないといけないんだから、今日中に片付けちゃわないとまずいじゃん。酒でも飲まないとやってられないわよー」
夫「ポリポリ・・ボリボリ・・」
テレビを見て少し笑いだす夫。
妻はそれを見て、パソコンの作業に集中しだす。
1-2分おきにワインをグラスについで飲んでいるが、30分後にうたた寝をしだす。

夫は妻がパソコンのキーボードに手を置いたまま眠っているのを見て、小さいタメイキをついてからトイレに向かう。

まきこはが40代になってすぐに、体重が増えて気が付いたら5キロも増えて、その後体重を落とすのに丸1年かかったことがあった。

その時のダイエットが今でも、つらかった印象が強く、それ以来、夕食は食べないことにしていた。夕食は作らない主義となったので、夫のためにお惣菜を買っていたが、いつしか夫も夕食は要らないというようになり、そのころからお菓子を好むようになった。

できあがっていないけどこのまま公開します。ときどき編集するので興味ある人は覗いてもいいよ^^


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