2月20日:骨生検の結果、子宮がんの疑いで婦人科へ


これを書いているのは2024年6月29日。幸い3月からの抗がん剤治療が効いて腫瘍が小さくなったので6月中旬に手術(広汎子宮全摘出術)ができました。一度退院したのですが、腹痛と吐き気で病院へ。小腸イレウスの診断でそのまま入院となり現在入院中です。
思い出したり退院してから当時のスケジュール帳などを確認して随時追記する予定です。

2月10日~18日

骨生検後は生検前よりも体が動かせなくなり、身体が自由に動かないことはこんなにも大変なのかと痛感しました。バリアフリーって本当にありがたい!大事!と思った日々でした。

まず、ちょっとした段差がめちゃくちゃしんどい。うちは玄関やリビングのや風呂場の出入口にそれぞれちょっとした段差があるのですが、その段差がかなりつらかった。体重が少しでも左にかかると痛いので松葉杖を使いながら段差を超えるのですが、しんどかった。

トイレも座ったり立ったりが大変で、病院のトイレのように手すりがあればよいのにと思った。

お風呂はしばらくは足が上がらなくて浴槽には入れなかったのでシャワーのみ。浴室の入り口からシャワーまで本当にわずかな距離ですがその間、手すりがないのがとてもしんどかった。足が上がらないので、足のつま先側とかかと側を交互にずらして横に移動するというすり足のような感じで何とか移動してシャワーを浴びていた。また、身体が前になかなか倒せず、手が届くのが膝までだったので、一週間くらいは膝から下がまともに洗えませんでした。旦那さんにお願いすればよかったのかもしれないけど、全くそんな考えは思い浮かびませんでした。衣類の着脱は手伝ってもらったこともありました。

このころは寝ながら仕事をしていました。恥骨が痛くて10分以上座り続けることが難しく、うつ伏せにもなれず、以前に購入した寝ながらパソコンが打てるラックが役に立ちました。もしかしたら長期で休むかもしれないとなんとなく感じながらとのこと21日ぐらいまではできる範囲で仕事をしていました。

寝るときも寝返りができないので、旦那さんに手伝ってもらいながら足を少し高くして膝の下にも少しクッションなどを入れて高さ調整をしたらそのまま朝までその姿勢で寝るという感じでした。この頃にベッドがあればよかったなぁ~と今でも思います。

年を取ったらバリアフリーの家にするのが大事というのは、こういう苦労があるからなのか、という経験をさせてもらったのかなと思います。

2月16日:RI検査

最短でこの日しか空いていないとのことで、この日に予約を入れた。松葉杖で行き、検査の直前にトイレや検査着に着替えたりして薬を入れる。その後、機械に寝転んで動かないようにして、注射で薬を入れていただいたような記憶。恥骨が痛いので機械の上で動かないというのも結構大変だった。終始、介助してもらったりしながらの検査で皆さんにやさしくしていただいた。

2月19日:前日に病院からの電話

前日19日の夕方に病院から電話がかかってきた。一度目の電話に出れず折り返したがつながらず、その後2度目にかかってきたときに出れた。病院の主治医の先生だった。内容としては、
「明日の受付で予約表に産婦人科の予約も入っているけど私の方で予約を入れたからびっくりしないように。詳細は明日話します。」
という旨だった。
なぜに産婦人科?と全く見当がつかず、まぁ数時間後にはわかるからよいかと思い、深く考えなかった。

2月20日:検査結果を聞く

待ちに待った検査を聞きに行く日。まぁ、大丈夫だろうと、ドーンと構えていたつもりだけれども、前日の夜は不安でなぜかネット検索したりしてあまりよく眠れなかった。怖かったんだろうなと思う。検査結果を聞きに行く前日はだいたい眠れない。

通い慣れてきた整形外科に旦那さんと一緒に行く。順番を待って話を伺うと、なんとも予想していなかったお話。
「骨生検の検査結果、腺がんの疑いあり。これを踏まえて前の病院で撮影したMRI画像を見ると確かに子宮にがんのようなものが見える。恥骨は子宮がんからの転移であろう。」
とのことだった。初めて聞く単語や、私ががん?という言葉がいまいち理解できない。この時は旦那さんとも後から話していたけど二人とも
( ゚д゚)ポカーン
って感じだった。
確か「腺がんって何ですか?」と旦那さんが聞いた。先生が丁寧に説明してくれて、腺がんだと肺がんか子宮がんの疑いがあるが、RI検査と画像から子宮であろうとのこと。ここから先は婦人科になるし、予約を入れてあるからそのまま婦人科に行ってください、とのことだった。

全く想定していなかった話に、私も旦那さんも、ただただ驚いていた。
私もなんとか考えて「骨の中のがんはどうなるのですか?」というような質問をした。子宮がんの方を治療してそれでももし残った場合は骨の中のがんも手術で取れますよ。サクッと終わる感じです。みたいな感じで説明され、「は、はぁ。。」という思いしかなかった。とにかく元の方を治療しないといけないらしいということは理解した。

整形外科の後、そのまま婦人科へ

そのまま二人で婦人科に行く。婦人科は初診なので書類を書いたりして待つ。呼ばれてまずは問診。整形外科からの情報を確認後、実際に診ましょうとのことで旦那さんは一旦席を外して私だけになり、子宮内の組織を取得することに。

この組織の接種がこの時はとても痛かった。はじめは順調で、おりものをとったり、かなり大きな癌だったらしく、すぐにとれた組織があったよう。おそらく子宮頚の方はすぐに取れたんだと思う。けれども、体癌の組織がなかなかとれず、私がかなり痛がるので先生も終わりにしてくれて、今日はここまでにして明日また来てもらえますか?とのことで、この日の接種はここまでになった。痛くて泣いた。(でも次の日に採取してもらったときはそれほど痛くなかったので、精神的なものが影響している気がする。整形外科の診断結果で既に疲れていたんだろうと思う)

旦那さんも呼び戻して、先生から話をいただく。子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、どちらかはわからないが、がんがあるのは確実。大きすぎてどちらかわからないので組織検査の結果を待つしかないとのことだった。とりあえず翌日の産婦人科の予約をいれてもらった。

まさか自分ががんになっているなど思わず、自覚症状ないんだけど本当?という思いだった。

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