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【実は不便】もしもハンコがなかったら

こんにちは。
『ちゃんと作る京都のはんこ屋さん』
京都光林堂です。

ハンコにまつわる粋な情報をあなたに。
この記事を読めば、あなたもハンコ通。
プロから一目置かれるお客様。

今回のテーマは【脱ハンコ論】です。

無くしちゃいけないハンコもある

行政のデジタル化やリモートワークなどを語る際に、たびたび登場するワード「脱ハンコ」。リモートワークで済む仕事なのに、ハンコを押すためだけに出社しているサラリーマンがいる。これはたしかに改善すべきことだと思います。

だからといって、ハンコを無くした方が良いとは思いません。ハンコを無くすということは、責任や権威の証明を他のもので代用するということです。たいていは、直筆のサインで代用されると予想します。

会社が銀行から借り入れを行う場合などは、たくさんの書類が必要です。保証書や誓約書などをすべて合わせると、10ヵ所以上の署名捺印が必要になることもあります。

その点ハンコは、本人の了承の上で、誰かが代わりに捺すことも可能です。仮に本人がそこにいなかったとしても、ハンコを受け渡すことによって「責任の証明」を委ねることができます。これはビジネスにおいて、とても便利な制度です。

また、婚姻届けを提出する時、家を購入する時、重要な契約を結ぶ時にハンコを押すのは「決意の表れ」でもあります。その文化も根こそぎ無くしてしまおうというのは、すこし乱暴な話ではないでしょうか。

ハンコそのものに罪はない

ハンコそのものには何の罪もありません。「脱ハンコ論」の主旨は「ハンコをなんとなく使っていた場面を無くす」ということだと思います。ハンコ云々よりも、社会の仕組みそのものを改善すべき話ですよね。

京都光林堂では、高品質の印章を丹精込めて一本々ていねいに制作しております。ここぞという場面で「決意の表れ」として用いるに相応しい印章をお求めの際は、ぜひご相談ください。

まとめ
・無くしちゃいけないハンコもある
・ハンコを押すのは決意の表れ



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