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音楽の中に生きる私

はじめまして、辛川 光(からかわ ひかり)と申します。先日、大学院修士課程を修了しました。今後は私がギターボーカルを務めるバンドを中心とした音楽活動とライターとしての執筆活動を軸に生活していきます。さて今回は、自身の一番身近なカルチャーである音楽を軸に自己紹介したいと思います。

音楽との出会い

私は1994年3月18日に鳥取県用瀬町で生まれました。そこは、無人駅に一時間に一本だけ汽車が止まる小さな町です。幼少期からピアノを習い、家族の影響でロック・ミュージックを中心に、ヘヴィー・メタルやオルタナティブ・ロックなど幅広いジャンルの音楽を聴いて育ってきました。ギターをはじめたのは高校2年生の夏。そして2016年の秋、立命館大学軽音楽部で私が作詞作曲を手掛けるバンド知らないひとを結成しました。

音楽を通して得た信念

突然ですが、私の座右の銘は「自己内省ポップ」です。

これは、私が作った造語です。バンドをはじめてから、私は音楽活動をしている多くの表現者と共演してきました。印象に残っているバンドは数多くありますが、多くの人からの支持を集めていて、私が共演したバンドはKing Gnu3markets[ ]羊文学など。私の座右の銘における「ポップ」は、音楽ジャンルでいう「ポップ・ミュージック」ではなく、「時流に乗っている様子」の意味で用いています。上にあげた各アーティストからはリスナーの共感を多く得られる要素が多々あり、常に共感、熱狂を求め続けているというポップ精神を感じました。ステージ上では各々の感性で好きなことをやっているように見える彼ら。喜怒哀楽、すべての感情をライブという限られた時間の中で表現していましたが、その根本には彼ら自身に内在する心情とそれを他者へ伝えようとする真摯な姿勢。そして「メロディ・リズム・歌詞」という主に3つで構成される音楽そのものへの敬意があるように私は感じたのです。

ステージを降りた彼らに話を聞くと、ライブ自体の課題点や今後、演奏面や歌詞で伝えていきたいことなどの感情面でどのようなことをしたいかなどを事細かに教えてくれ、彼らが自分たちのすべきことを理解しているのだと思いました。「自分たちがしたい音楽」と「リスナーが求めている音楽」とが上手く合致する着地点を模索し続ける精神が、常に彼らの音楽活動の中にあります。このような経験から、軽妙で人に多く受け入れられるという意味の「ポップ」精神の大切さ、と常に自身を客観視し「内省」することの大切さを学び、座右の銘を「自己内省ポップ」としました。 

アンテナでしたいこと

アンテナとの出会いは「【2018年6月】今、ライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト」というコラムに私のバンドが掲載された時のこと。これをきっかけに、アンテナの記事を読むようになりました。もともと、日々の生活において感じたことや旅歩きのレポートなど、トピックにとらわれない雑多なブログを書くのが趣味でした。ふと気になった時に調べて、詳細な情報が出てきたり、私が知らない、予想だにしないことを教えてくれるWEB記事を読むことも好きで、いつか自分も誰かが必要な情報を伝えられるライターになりたいと漠然と考えていました。

大学院修了が迫った夏のひと時、メンバー募集の記事を見つけ、私の好きな街、京都を中心にカルチャーを発信するアンテナに思い切って応募しました。そして今年の夏の終わり、アンテナに所属することになりました。今まで経験のないライターの世界は、私にとって何もかもが新しく、勉強し続ける毎日になると思いますが「知らないことを知ってもらい、知っていることはさらに深く」を目標に、音楽を中心に各地で発信されているカルチャーについて言葉にすることでみなさんとそれを共有できればと思います。

気になることがあれば東西南北、何処にでも行くタイプで、お酒もよく飲みます。いつかライブハウスや居酒屋で出会った時は、乾杯して、みなさんの「好き」を教えてくださいね。


ライター:辛川 光
twitter @NetetawaGirl

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