ボクユメ冒頭部分

(2021.01.28)

こんにちは。
僕は毎朝活動するチーム(雲の上に町を創る)のみんなに近況報告や大切な話しを5分だけ録音して贈っています。

この記事はその内容を文字起こししたものを貼り付けています。


今日は「ボクユメ冒頭部分」ってタイトルで、小説「僕、あの日夢をみたから」の入りだしの部分を朗読します。

stand.FM

おはようございます
今日も聴いていただいてありがとうございます

昨日は映画を一緒に見に行ってくれた方、その後食事を一緒にしてくれた方、ありがとうございます。
とってもとっても楽しい時間でした。嬉しかったです。
なんかこんなこと言うの変ですけど。僕の作品でもないですけど、皆さんが映画を見てくれた事が何より嬉しかったです。
また機会があれば行きましょう。

で、今日の話しは…。
その前に、この後ろで流れてる曲がいつもと違うんですが、これもちゃんと意味があってやってます。
それはもうちょっと後で話しますね。

で、最近小説に曲を作るって言って、結構曲の話しを多く喋ってると思うんですけど。
これ小説じゃないですか。何回も言ってるように、本来小説に曲はいらないんですよ。
でもまぁ付けたとしても、小説の物語が先に出来ていて、そこに曲をつけるのがセオリーだと思うんですね。
さらに僕は全員に曲をつけるって言ってて、しかも物語が出来る前に。
同時進行でやってるんですけど、先に一人一人の性格を付けたくてそうやってるんですね。

で、なんだろう。大きくです物語の軌道修正がかかりました。
物語の冒頭部分がそっくり変わったんですよ。
これは良かったなって思ってて、先に曲をやって良かったなって思ってて
先に曲をやってなかったら多分こうなってないので。
そんな感じで大きく変わりました。
今日はこの後、それを話そうと思います。


「僕、あの日夢をみたから」

今日もまた昨日と同じ一日。
クリーム色のカーテンと白い天井を見て過ごす。他の時間の殆どは窓の外を眺めていた。
外にはゆっくりだったり、急いでたりして色んな人が行きかっている。車の停め方も上手な人もいれば、ちょっと大丈夫かなって思う人もいて、遠くの方には電車が走ってるのが見える。
きっと今は多くの人が乗っていて、当たり前の日常を過ごしてるのだろう。
変化の少ないここでは、動くものを見ているだけで楽しい。そんな事でも楽しく感じれる。
一日の時間は長いけど、おかげで色々なことを考えることが出来た。
そりゃあ、ちょっとは寂しかったりするけど。でも。仕方ない。これ、報いなのかもね。

外は今どうなってるんだろう。情報は両親の声と、これだけ。
寝てる間に何か変わったのだろうか。学校の皆は何してるんだろう。それからあなたは。
あなたの見ていた世界にちょっとでも近づいたかな。
多くの目が言う無駄な期待、そもそも理想なんかバカみたい。それは自覚のない監視社会。この世に希望何かありゃしない、か。
この世界が病んでる何て考えたこともなかったけど、でもそうかもね。
毎日一人でいると、何だか分かる気がする。今ならあの時のあなたの気持ちに近づけてるのかな。
まぁ毎日読んでるし、毎日一人だからそうなるよね。いつも一人だったあなたもこんな気持ちだったのかな。強いな。

遠くの方でまた電車が通り過ぎて行った。
あなたはもっと遠くを見てたんだよね。あの電車より、あの山より、もっともっと遠くを。
だから、これは当然の報い。
こんな私の事は忘れて欲しいな。あなたは、見てる世界を真っ直ぐ追いかけてね。私はずっとずっと応援してるよ。

私は大丈夫。私は寂しくなんかないよ。あなたが置いてってくれたこれがあるから。
そう、君のこの日記が。

雲の上で遊ぶことを目指す、こんな僕の処女作がこちら↓
見てもらえたら嬉しいな。


朗読【くもの町】

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