番外編 フェミニストになんかなりたくなかった・これからについて

虚勢ちゃんです。
2ヶ月位更新が止まっていましたが、また自分の思考がまとまってきたので更新していこうと思います。

最近はこの本を読みました。

女性学の歴史について一通り学ぶことができました。
たくさんの参考文献が紹介されていたので、上野千鶴子さんの書籍など読みやすそうなものから読んでみようかと思っています。

また最近はKuTooが話題ですよね。
参道はもちろんのこと、Twitterで自分のエピソードを投稿したり、石川優実さんや小渕花梨さんなどが募集していたアンケートに答えたりなど、自分でもできることをしているつもりです。

近況報告(?)でした。笑
ではそろそろ本題です。最近思うことがあってつらつらと書いてみたいと思います。

ことの発端は、こちらの記事を読んだ私の彼氏の感想からです。
https://todai-umeet.com/article/38887/

(ちなみにめちゃくちゃ良い記事なのでぜひ読んでください。というかこれより下の話は記事を読まないと理解できないかもしれないです、すみません。)

私の彼氏がこれを読み終えて一言言いました。
「俺、再生産されるオヤジだ」

非常に感動しました。初めて、性差別を認識して、自分がそれに加担していることを自覚してくれたのではないかと思い、嬉しかったです。

そのあと議論していくうちに、こんな発言がありました。
「でも上野さんってメンタル強いよなあ。ノイズになんてそうそうなれないよなあ。」
それに対して私は、「自分が正しいという確信があるからノイズになるのは怖くないかも」と返しました。
そのあと、これ以上議論し合っても疲れてしまうかなと思い、そこそこで切り上げましたが、この発言についてあとからじわじわと思うことがあります。

メンタルが強い、とかじゃなくて、そうしないと自分が自分でなくなるからやっているんだよなあと。

私がフェミニズムに強く共感するようになったのはいつか、はっきりとした始まりは覚えていませんが、そうだよなあ、それが正しいよなあと思うことを追求したら、気がついたらフェミニストになっていました。
時々、フェミニストに対する理不尽なバッシングを見ると私まで心が痛むし、どうして、とやりきれない気持ちになります。
そして同時に、(こんなことを思ってしまうのは健全でないことはわかっていますが)この人達みたいに、差別に鈍感で、古い価値観に違和感を抱かないで生きられたらどんなに楽なんだろうと思ってしまいます。

でもどうしても自分の中の声を無視できないんです。はじめは自分自身を疑いながら、少しずつ自分の考えを深めてきました。きっとこれは正しい主張なんだと思いながら少しずつ積み上げた思考は、自分の中で揺るぎないものになりました。

きっと似たような感情を、こんな言葉で表している方がいました。
「いつかスーパーマンのようなフェミニストが現れて、世界を変えてくれるのだと思っていました。でも、そんなことは起きなかった。だから、今日来ました。本当に変えたいから」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190523-00000017-sasahi-soci&p=1

私はフェミニストであることを誇りに思っています。私が憧れる人たちは、理不尽だと思うことにNOを突きつけ、世界を変えようと自分の意見を発信しています。その姿は賢くて勇敢で美しいと思いますし、自分もそうでありたいと思います。

ノイズになりたくてなってるわけではないです。自分の信念に従って行動したらノイズだった、ということです。

そんなことを最近は考えています。

これがタイトルの前半部分です。
次は後半部分の、これからの方向性について書いていきますね。

ここまで考えて、なんでノイズと思われてしまうんだろう、という疑問が浮かび上がりました。どうしてフェミニズムは受け入れられにくいのか。
自分なりに考えたのが、もともと多くの人にあるミソジニー(女性嫌悪)的な考えと、ラディカルなフェミニズムで散見されるミサンドリー(男性嫌悪)的な考えが原因なのではないか、ということです。

ミソジニーは多くのメディアで再生産されていますから、いきなりそれを否定されると混乱する人が多いのかもしれないです。また上野さんの言うように男性には責任はありません。多くの男性は生まれたときからこの社会だったのですから、いきなりミサンドリストに責め立てられても反抗的な感情しか出てこないですよね。この仮説が正しいか検証する手はずはわかりませんが……

こうやってフェミニストであることを名乗って、フェミニズムの本や記事を読んで、SNSでフェミニズムに関する話題をシェアして自分は何がしたいのだろうとふと思うことがあります。そして、私は「フェミニストを増やすこと」がしたいのだと気づきました。

フェミニズムは古い価値観を否定して、女性も男性も自分らしく生きるための運動だと思っています。私の視点で付け加えると、ステレオタイプに囚われて悩んでいる人を開放する運動です。

私がフェミニズムに救われたように、今悩んでいる誰かが同じように救われたらいいな、そんな気持ちで私はフェミニストを名乗っています。

ですから、私はフェミニストを名乗る上で以下の2点を誓いたいと思います。

1. ミサンドリーに加担しないこと
2. ミソジニーに過剰反応しないこと

私がやりたいのはフェミニズムを広めることだと気づいた今、ミサンドリーに加担したりミソジニーで傷つくのは時間の無駄なのです。

この2点に気づいたとき、かなり自分の気持が楽になりました。
いつも自分の心がかき乱されるのはこのうちのどちらかが関わっているケースが多かったからです。

これからは上記の2点を守りつつ、フェミズムを広めていきたいなあと思います。

気がついたらこんな時間。
そろそろ寝ます、おやすみなさい!

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