記野式Blog:実はアメリカはインターネット後進国?その2
こんにちはー。弊社もOculus Quest 2購入したのですが、ソフトのおススメがあったらご教示ください!21日に発売される『バイオハザード4』はもちろん購入しようと思っています!
さて、昨日に引き続きアメリカのReviews.org(ハイテク家電専門のレビューサイト)からのアメリカ国内の家庭用インターネットのお話。
アメリカで州別に家庭用インターネット接続率を見てみると、アメリカで一番普及していない州はミシシッピ州。家庭でインターネットを利用している世帯の割合が60.1%と全米で最も低い数値となっています。次いでアラバマ州が64.5%、アーカンソー州が68.1%とのこと。
一方、一番普及率が高いのはユタ州が84.8%、次いでコロラド州が84.7%、カリフォルニア州が83.7%とのこと。これらの地域では85%近くの世帯がインターネットを家で利用しています。
インターネット接続率の高い州と低い州で、農村人口の割合と貧困率を見ると、この格差の意味がよくわかります。ユタ州、コロラド州、カリフォルニア州の農村部の貧困率はそれぞれ11.2%、12.70%、14.6%となっています。
接続率の低い3つの州、ミシシッピ、アラバマ、アーカンソーの農村部の貧困率が18.5%から22.5%の間なのです。ミシシッピ州では、農村部の人口比率が53.2%と高くなっていますから半分以上は農村部ということになります。
この数字を見ると、デジタルによる分断が州や地域の格差になっていて、デジタル化が進まないエリアでは産業も含めた地域経済の成長の妨げになり、労働力がより接続の良い地域に移動するきっかけになることも示しています。
インターネットの普及率が低い農村部では、収入を得る機会が少なく、所得が減少するという関連性を発見したそうですが、これらで経済を支えている中小企業にとって、インターネットの普及率の低下は様々な意味での機会損失につながっていると〆ています。田舎暮らしもなかなかいいですけど、アメリカのド田舎は日本のよりもド田舎ってことです。
ま、スマホもあるので、インターネットがどうしても必要かといえばそうでもないかもしれませんが、安定的な接続を要求される場合は、やっぱりブロードバンドが必要ですよね…。
結論としては国土が広いので都市部では普及しているけど、田舎ではまだまだアクセスできていないというのが実情のようです。それに…アメリカのインターネットは「高い!!!!」。これにもまた後日触れたいと思います。ある程度安定した大容量インターネットを安価でほぼ一律でセットできている日本はすばらしいってことだけ知っててくださいね。
ちなみにアメリカのウェストバージニア州グリーンバンクって街をご存じですか?人口150人くらいの小さな町です。ココにはアメリカ国立電波天文台(NRAO)があり、グリーンバンクは、世界最大の完全可動式電波望遠鏡「グリーンバンク望遠鏡」のための町なのです。
電波望遠鏡への干渉を抑えるために、望遠鏡の半径10マイル(16km)の地域を電波規制地域「National Radio Quiet Zone(NRQZ)」に指定して電波を発する機器の一切の使用を禁止しています。
それってどういうことかというと、携帯電話はもちろん、WiFi、Bluetooth、電子レンジ、テレビのリモコンもです!
住んでいる人達は納得済みで、あえての田舎生活を送っているとか。んー、携帯電話はともかく電子レンジもテレビもダメかぁ…私には住めないですがね。笑。
https://note.com/kyos_game/m/m35e1c91facf6
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