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うつけんスクール③

3月18日木曜日、3度目のうつけんスクールが開講された。1ヶ月が早すぎて、そして少々仕事がたてこんで入っていたため事前準備不足だったのが残念ではあるが、授業内容が興味深く、しかもとっても濃くて大満足すぎる回だった。本当に素晴らしい学校だなと思っている。今回の講師は、猿田佐世先生。新外交イニシアティブ代表。アメリカでロビー活動をされている。ご本人曰く、そもそもアメリカではロビイングという言葉を使わないらしく、あんまり好きな言葉ではないそうで、どちらかというと議員さんと「接触」する機会をつくり話し合っているという言い方の方がしっくりくるらしい。でもこの場ではロビーングと表記する。私は今まで日本の政治をドメスティックなものとして捉えている傾向にあったように思う。なおかつ、対アメリカというと、日本はアメリカの言いなり政治でこれは歴史的にみて仕方ないという考えだったかもしれない、、これは無意識で、周りでも、何の話かは忘れてしまったが「アメリカがこれを許さないよね」的な発言を耳にしていて、それを言われると「うーーん」と答えにつまってしまう自分を思い出す。昨晩の講義では、その常識が覆されたというか、「え?あぁ、そうなの?そうだったのですか?」ということばかりで、これは知人友人にも話してみるべきこと。声を大にして言うべきは、実はアメリカの議員は、原発産業にはもう関心がないこと(アメリカでは斜陽産業になってしまっているや、沖縄の基地作りに関しても対話可能、話の通じるお相手が多々存在するということ。憲法9条についても、ごく少数の人が日本も軍を持て!という意見ではあるらしいが、はっきりいうとアメリカ人は日本に無関心といっても過言ではない。今まで、アメリカがいるからアメリカが言ってるから、或はアメリカのために9条改正を視野にいれてる?的な(私はもしそうであってももちろん断固反対であるが)意見に対して、そうなのか、どうしようもないのか?という思いもあったけれど、ああ、そうなのね。そうでしょうね。よかった?けれど、逆にこれって日本人が洗脳されてる?こっちの方が問題かと私の脳内は大忙しだ。実際に、日経新聞が原発ゼロが日本で言われるようになったとき、アメリカの原発系会社のお偉いさんに取り合って、日本が今原発ゼロとかいいだしてるんだけど、寄稿してくれません?(それ寄稿といわんやろ)とお願いして、新聞に大々的にアメリカは日本の原発ゼロに反対!という記事が掲載されたのだ。こちらから、アメリカさんを利用しているというわけ。

そういえば、私の英語の先生であり友人のアメリカに住むAmyと話しているとき、我々は社会について、フェミニズムついて、差別について比較的熱く語ることのできる間柄で、Amyももちろん反軍隊、反差別の人間だけど、そういえばそういえば、原発の話とか沖縄の話とかあんまりのってこないというか、興味がないというよりは知らないのかなという印象があったかも?ということを思い出した。そうかそうだったんだと、目から鱗。アメリカの人で、それも、Amyは学校の先生でもあって、頭がよくて、知識もある。平和を愛しているし、平和のために声をあげる人で、でも、日本のことなんて知らないというか、日本の人々が勝手に自分からアメリカさんに従属したがっているだけなんだということがわかった。みんなこれを知らないから、変なアメリカさんの呪縛にとらわれているってことか。なんてこった。

講義の後、毎回グループになって感想や意見交換をするのだが、今回私が参加したグループには猿田さんも参加してくれていて。アメリカと日本の間にあるとされる問題、沖縄の基地問題を含めて8割は話せば解決しそうだということを話してくれた。あとは、猿田さんにも8歳4歳の子どもがいて、私生活についても話がでて、親近感を(勝手に)覚えたり。ちょっと元気がでるうつけんスクール第三回目の講義だった。

とりとめのない、文章になってしまったが、私の中ではやっぱり「教育」によっていろいろなことをかえていければなと思う。教育というのは、子どもに対してはもちろんであるが、大人も含めて、考える力を養えるようにしていかないと。よく言う「上の言うことだから」「必ず従う」というような、仕組みではいけない。言うこと聞く人=言われたこと実行する人=出世していく人っておかしいし、上の言っていることがおかしいことであれば、きちんと異論を唱え、議論するべきで、これを子どもの頃からしっかりと叩き込むべきと思う。他者に加害を加えない限り、自分が思うこと、自分がやりたいことが存分にできる世の中に。って言っておいてなんですが、今の日本では真逆をいってるようだけれど・・

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