開腹手術記~子宮腺筋症・子宮全摘出(手術翌日)

この日の目標は、トイレまでの歩行。ほんの3メートルほど。この歩行ができると尿の管が取れてベット上での身動きが少し楽になる。

体温が高く体が熱くて熱くて、部屋をクーラーに切り替えてもらった。

朝ごはんは流動食から。

これが容易いようで、ダメだった。
アップル🍎を半分飲んでギブアップ。

このあと主治医が来てくれた。私のお腹から取り出した子宮は400gでしたとの報告。ピンとこないだろうが、普通は40〜50gなので8〜10倍もあったというのだ。

ネットで調べていて3倍くらいかと思っていたがそんなどころでは無かった。驚くと同時に、無条件でそれだけ体重が減ったのかと、少しニヤリとなったのも事実。

朝あまり飲めなかったと伝えると、全く問題ない、手術翌日ですからそんなもんですと。


お昼ごはん。低軟菜食。
全く食欲は無かったが、歩行したいという欲から、とりあえず五分粥の上澄みばかりをスプーンで救って食してみた。20口くらいした頃...ウプッとゲップのような現象の後、全てリバースしてしまった。
この黒いオカズの蓋で受け止めようとしたが、サイズが足りずに院内パジャマがびしょびしょに。

ナースコールするも、声すら出ない。

着替えやらシーツ替えをしてもらい、点滴続行、血圧の下が29という数値を叩き出し(もともと低血圧ではあるが、それでも40切ることはなかった)、この日の歩行は断念となる涙

夕飯は点滴のみに変更になった。

心電図と酸素飽和度だけ外れたが、残る点滴、尿管、硬膜外麻酔の3つは継続。硬膜外麻酔だけはまだまだ終わってほしくないが、この日の夜には終了しそうな残量だった。

案の定、消灯も過ぎ、23時ごろに術後初めて腹部が痛くなってきた。10分も待たずにナースコール。痛みを訴えると、痛み止めor坐薬のチョイスを求められた。そこ、こっちに判断させる??と思いつつ、どっちがより効き目があるかと聞くと坐薬との回答で、秒で坐薬をお願いした。

1時間もすると痛みは治ったが、寝返りしずらいし、お腹を横向けると腹部がなんともいえない感覚がある。中身が動いてる様な...。さらには寝たきりで背中痛いわお尻痛いわで、まともに寝られなかった。夜中3時くらいには眠くなるのをもう諦め、動画を見ていた。

この夜も長かった。

もにかく、長かった。

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