デルニエ旅行記
おひさしぶりですさいわさです。
大学生になって初めてのnoteです。これを書いている前日は久しぶりにニコ動を開いて実況動画を夜3時過ぎまで見ていました。眠いです。
今回はPIPPOさんのデルニエ旅行記について書いていきます。
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こんなツイートをしました。
普段僕はOrangestarの曲を聴き、愛を叫び、noteを書いています(時々)。ですが文章がハチャメチャになりがちでうまくいった試しがありません。
ですがPIPPOさんの曲なら語れそう...ということでいつも通り見切り発車思いつくままに執筆していこうと思います。
ということでPIPPOさんの「デルニエ旅行記」について語っていきましょう。
デルニエというのはフランス語で「最後の」という意味らしい。
この曲が好きな理由はもちろん曲調や雰囲気もあります。最初の頃はそっちのほうが好きだったかもしれない。ただ、いとおしくて仕方がないのが歌詞。この曲の歌詞が本当に好き。
そして歌詞の対比性。曲が進むにつれてストーリーが進むのは他の曲にもよくありますが、1番、2番の同じメロディーのところで同じような言葉を使って韻を踏む、とでも言えばいいのか…それがとてもきれいに収まっている。
これからぜひともこの曲を聴きながら読み進めていってほしい。
イントロ。それとなく漂う異国感…イントロの数秒間のうちにどこか知らない世界へ来たような、そんな感じ。
その雰囲気は最初の歌詞の1フレーズにもはっきりと表されています。
「どんな期待も受け止めた 華やぐこの大都会で
泣いて過ぎた灰の日々を 忘れようと笑ってた」
これだけでこの曲の主人公がどのような境遇にあって、それまでどのような出来事があったかを言葉少なに表現されている。神か?
そして、この後展開されていく誰もが出会ったことがあるであろう不安の感情が情緒的に綴られていきます。
Bメロ。
「願った色 派手な通に 嫌われぬような愛想を撒く
生きて動く街の線が いつだって愛しく思えて」
そしてサビ
「この街に溶け込むように 淡く伸びた日陰を歩く
誰にもまだ触れられない 心もまた触れられない」
この歌詞…いいですよねぇ(どこらへんがは先に2番聴いてからにしましょう)
2番、ここからがこの曲の真骨頂とも言える部分でしょうか。
Aメロ後半の歌詞
「泣いて過ぎるこんな日々が 笑った今も残ってた」
そう、泣いていても毎日は変わらない…なぜなら昔自分が願った未来だったから。そして1番との歌詞の対比性。ほとんど同じ言葉にもかかわらずストーリーが進んでいきます。(まだ暗めな歌詞かな)
Bメロ
「叶った色 派手な通は 絵に描いたような夢のままだ
暮れてゆく街の隅で いつだって眺めていただけ」
「願った」→「叶った」へ変化したにもかかわらず、
いつだって「愛おしく思えて」→「眺めていただけ」と主人公と街の関係性はほとんど変わっていないことに。
街との関係性はこのままでいいと、諦めのような感情がこの後のサビで表現されます。が。
「このままそんな夢にただ 近からずも遠くもなく
誰にもほら触れられない やわな垣の向こうでと念う」
サビはここで終わらないのがPIPPOさん。
「この街に溶け込むまで 暮れる隅の日陰を歩く
誰かがまた靴鳴らして 灯しで笑う 歌って笑う
聞こえないって愛想も解いて」
さてここで主人公が「誰か」を見かけます。そして感情の変化とともにCメロへと移ります。
「後悔さえ明るみに 霞んでまた灰に埋まる
踊った影誰のもの ずっと今まで憧れた」
「明るみ」=「街」 「灰」=「灰の日々」ととらえると解釈がしやすいと思います。そして手放せない憧れ。
そして最後のBメロ
「願った日を派手な通で 聞こえないように小さく歌った
憂えてゆくつもりはないいつだって忘れられないさ」
と明るい感情が湧き上がります。こういうのホント好き
ラスサビ。
「この街に溶け込むように 淡く伸びた日陰を歩く
誰にももう触れられない 心もまた触れられない」
1サビと違うのは「まだ」→「もう」だけ。それだけなのに感情に強さが出てきます。これは神か?
「このままそんな日々をただ 小さく歌って笑うなら
誰にももう触れなくていい 心がまだ眺めるなら
小さく歌って笑えばいい どこでもまた触れられない」
街との関係は最初から変わっていません。ただ、その関係に対する心持が変わった、その些細な変化が曲を通して、似たような歌詞で表現されています。めっちゃ好き。こういうのホント好き
最後はAメロで締められます。
「どんな期待も受け止めた 華やぐこの大都会も
泣いて過ぎる灰の日々を 忘れないで笑ってた」
最初の歌詞との対比、また曲のストーリー展開を踏まえたこの言葉選び。このAメロが最後に来るの、大好き。
デルニエ旅行記は僕の好きな歌詞と曲構成が詰まった一曲です。
その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。
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