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2022/06/18 青菜をさっと茹でる

最近はほうれん草、小松菜、春菊をさっと茹でてオリーブオイルや鰹節や醤油などシンプルな調味料で食べることが多い。

沸騰したお湯に入れるとさっと色が鮮やかな緑になる。それがなんだか見ていて楽しくて。あとは水で冷やして切ってたべるだけという無駄のないシンプルな工程をこなす手の動きが気持ち良くて、スーパーで安い青菜を見つけてはやっている。

今日は、オリーブオイルオイルと岩塩であえてみる。メインが赤ワイン煮込みだから、少しでも西欧風になればいいなと思ったから。

最近は沈黙についてよく考えている。黙っていること。ものごとには語るべきタイミングがある。そしてそのタイミングは来ないかもしれない。いつか必ず来るものではなくて、ほとんどがくることなく消えていく。タイミングがあるのだけれども、ないともいえる。
なんでもかんでも説明しようとする世の中だから、なんでも言葉にしてわかりやすくする世の中だから、沈黙の意義を考えたい。
黙っていることは、口を開くことよりも、多くを語りえる。震災の語り部がいる一方、頑なに語らない人がいるように。
語ることで消えるものがある。捨てられてしまうものがある。言葉には限界があるから、どうしても抽象されてしまう。言語以前のカオスを言語として咀嚼可能なものに置き換える時、こぼれ落ちるものがある。そうやって取り出されたきれいな言葉は、それが発せられると同時に、時に話し手の心のありようを変えてしまうことがある。社会と話し手、聞き手と話し手の関係性を大きく変えてしまうことがある。一見なんのこともない言葉でも、そういう側面がある。きっと。

眠たくなってきた。

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