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【初投稿】ずっと真夜中でいいのに。のオンラインライブ配信について。

初めての投稿だけれど、早速昨日のずっと真夜中でいいのに。(以降「ずとまよ」)のオンラインライブ配信について話したい。

自分がずとまよを知ったのはいつだっただろうか。少なくとも気に入って聴いていた曲を「ずとまよの曲」と意識して聴き始めたのは高校2年か3年の頃だったと思う。(ここから少し長いです。)

ずっと、自分の性格があまり好きでは無い。
人の顔色を見て自分の好きなものを変え、相手が自分を好きになるように、自分を嫌いにならないようにする事しか考えず話をしていた。自分が好きなものでも相手が嫌いと言えば反射的に同調してしまう。
今はそれでも自分の思うことを言えるようになってきているし、気兼ねなく話せる相手もいるけれど。

ずっと、趣味や好きな物が無かった。
なにか好きになっても、どこか人より熱くなれない自分がいたし、自分よりも熱狂的にそれを好きになっている人と比べて、自分が好きと言うことが失礼なんじゃないかと思うのだ。
これに関しても今は、自分の好きな物をしっかり芯を持って愛することが出来る親友を手本に、少しずつ好きな物を持てるようになってはきているが。

そんな中、ファンだと自信を持って言えるバンドを見つけた。Mrs. GREEN APPLEである。このバンドの魅力はまた今度語りたいけれど、とにかく、本当に好きだと確信できたのである。

しかし、ライブも2回行き、5周年記念のアルバムを買ってホクホクの自分にとんでもない報告が届いた。

活動休止をしたのである。

それからはライブも無く(コロナ禍なのでどちらにせよ無かったかも知れないが)、新曲も出ず、今までの曲を聴き、噛み締めるしかなかった。

そして、元々音楽を聴くことは多かった自分は、改めてずとまよと出会うのである(本当にずっとMrs. GREEN APPLEの曲ばかり聴いていたため)。その頃には前に聴いていた曲以外にもたくさんの曲が出ており、オンラインライブも行われ、ツアーも決定していた。

そこで改めて聴いたずとまよの曲は、昔の良さも残しつつ、どんどん新しい音を、世界観を広げていて、一瞬にして自分の心を掴んだのだ。

少し話が脱線したが、

今回のオンラインライブ配信は、11月に行われたやきやきヤンキーツアーの東京公演2日目の内容だった。
ボーカルであり、作詞作曲者であるACAねさんの憧れや、畏怖の対象であった「ヤンキー」がたむろする、砂漠のコンビニがモチーフの舞台で行われたライブは、
昔からある曲から新曲まで、アップテンポの曲からバラードのような静かに聴かせる曲まで。100分程の中で心から楽しめる、濃密なものだった。
配信中、まるで本当にライブの最中にいるかのような高揚感に包まれ、あっという間に時間が過ぎ、気づいたら手に汗が滲んでいた。
事前に勉強はしたが、まだまだニワカなもので知らない曲も多かったが、どの曲も独特の世界観があり、耳に残るメロディと口ずさみたくなる言葉遊びの効いた歌詞、不思議な楽器による音があった。
オススメは「JK BOMBER」、「勘冴えて悔しいわ」、「マイノリティ脈絡」、「勘ぐれい」、「雲丹と栗」、「サターン」、「脳裏上のクラッカー」。
どれもリズムが良く、色々な音がしていて、その音の重なりがとても心地よく、聴いていて飽きない。
他の曲も全て良かった。きっとライブに行っていたらもっと深く沼にハマっていたに違いない(ほとんどハマっている様なものだが)。

今、ライブを行うのはなかなか簡単なことでは無い。きっとまたすぐ、なんてことは無いのかもしれない。でも、せっかくMrs. GREEN APPLEの次に見つけた自分の大事な「好きな物」。そのためなら、自分の欲望のために、何でもしてあげたい。ライブが無いならアルバムを買いたい。
他にも好きな物を探したい。

Mrs. GREEN APPLEの大森さんも、ずっと真夜中でいいのに。のACAねさんも、きっと自分だけの、自分にしか理解できない世界を持っている。自分は、曲を聴く中でその世界を垣間見ているわけで、そんな世界を持っている彼らに憧れているのかもしれない。
きっと自分は表現者にはなれない。でも、自分の好きなものくらい大きな声で言っていこう。と改めて思えた。

いつかは、自分の嫌いな性格すら、好きになれると信じて、またずとまよを聴こう。

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