愛玩動物看護師国家試験対策 問題96 解答と解説

正解 1

まずは、心臓の作りを覚えましょう。
心臓は四つの部屋からできています。
上(前?)の方が房、下(後?)の方が室です。

心臓を四つに切って、右心房、右心室、左心房、左心室です。
で、全身をめぐって帰ってきた血液は右心房に戻ります。

そのまま、右心房から右心室へと流れます。この流れを上手くするために「弁」があります。
つまり、部屋をきちんとふさいで無駄なく次の部屋へ送るのです。
右心房と右心室にある間の勉を「三尖弁」と言います。

右心室から送り出された血液は、肺へ向かいます。この血管のことを「肺動脈」と言います。肺動脈は「動脈」という名前がついていますが、血液的には酸素が少ない静脈血です。

肺に送り出された血液は、肺で酸素と二酸化炭素を交換して、左心房へと送られます。左心房から左心室へ行きますが、その間にあるのが「僧帽弁」です。

左心房の血液を左心室に送り、僧帽弁をしっかりと閉めて、酸素がたんまり入った血液を全身に送り出します。

肺から心臓に向かう血管は、酸素が豊富な血液を送りますが、「肺静脈」という名前になっています。

全身の組織に血液は送られます。基本的にその組織に入ってくる血管は動脈、血液が出ていく血管は静脈です。

ですから、動脈は「酸素が多い」、静脈は「酸素が少ない」です。

その法則が当てはまらないのが、心臓と肺の血管です。
「入ってくるのに酸素が少ない。出ていくのに、酸素が多い。」

わからなくなったら、まずは心臓の絵を描いて、どこから血液が入ってきて、どこに出るのか。部位の名前は?その時の酸素の量は?と、ゆっくり考えましょう。


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