愛玩動物看護師国家試験対策 問題178解答と解説

正解2

1 角膜炎とは、黒目の部分を外側から覆う、薄く透明な組織である角膜の炎症。

2 白内障は、水晶体が白く濁ることで視覚障害を起こす病気である。

水晶体の混濁の度合いにより、初期白内障、未成熟白内障、成熟白内障、過熱白内障に分類される。初期白内障は、水晶体の一部が繊維化した状態で、視覚障害はほとんどない。未成熟白内障は全体的に混濁しているものの、眼底を確認することができる。成熟白内障では水晶体が全体的に混濁しており、眼底を確認することができない。加熱白内障はさらに状態が進行して水晶体が液化し、ぶどう膜炎などを併発して重篤な症状を示すものもある。

鑑別疾患として水晶体が青白くなる核硬化症がある。これは、老齢性変化で、水晶体の核が硬化することで起こるが、白内障とは異なり視覚障害が生じない。

3 緑内障は、何らかの原因で視神経が障害を受け視野が狭くなる病気。眼圧の上昇が原因の一つと考えられている。

4 飛蚊症とは、モノを見ているときに黒い虫のようなものが動いて見える状態のこと。

5 結膜は、まぶたの裏側から折り返して角膜までを覆っている薄い膜で、ここに炎症が起きたものを結膜炎という。


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