2022度愛玩動物看護師国家試験 必須問題改編問題48

薬用シャンプーの際に行ってはいけないのはどれか。
1 あらかじめブラッシングする。
2 二度あらいする。
3 体温より高い湯を用いる。
4 シャンプー液を泡立て、体にすり込む。
5 シャンプー後、5分程度静置してから洗い流す。

正解3
シャンプー療法(薬浴)
皮膚疾患の治療として行う場合、皮膚を温めすぎるとかゆみを誘発する。
お湯の温度は25~35度くらい。
ドライヤーの熱風にも注意。
① ブラッシング後、被毛をぬるま湯で十分に濡らす。
② シャンプーを被毛に擦り込み、十分泡立てて洗浄。
  (最近は、先に泡立ててから、身体に載せていく感じで行うというのも推奨されている)
③ ぬるま湯でよくすすぐ。
④ 2度目のシャンプーを行い、泡立てたまま10分間ほど放置し、薬剤を皮膚へ染み込ませる。
⑤ ぬるま湯で丁寧にすすぎ、洗剤成分を除去。

※注意点
・シャンプーは動物用の物を使用。
・通常の場合シャンプーの頻度は3週間から1か月に1回程度。
・皮膚糸状菌症などの感染動物の薬浴では、被毛を飛散させない。
・使用したタオルや器具・機材類の消毒は十分に行い、院内感染を予防する。
(出典:認定動物看護師教育コアカリキュラム2019準拠 動物看護実習テキスト第2版 (株)インターズー)

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