2023度愛玩動物看護師国家試験 必須問題2
問2 タンパク質合成を行う細胞小器官はどれか。
1 核
2 ゴルジ体
3 ミトコンドリア
4 リボソーム
5 中心体
問2 正解4
・核:1細胞に1個存在し、核膜で包まれた球状あるいは卵型の構造物。染色質・核小体・核液を含む。核は、核小体(蛋白質とデオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)が集まったもの)や染色質を含む。染色質はDNA(遺伝子)とたんぱく質でできている。
・ゴルジ体(ゴルジ装置):小胞体から運ばれてきた蛋白質が移動してくる場所。ここで蛋白質が修飾される。
・ミトコンドリア:細胞内呼吸の場。エネルギーとしてATPを生産する。
・リボソーム:mRNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質へと変換する機構である翻訳が行われる場。リボ核酸を多く含む。
・中心体:細胞分裂の時、両極に別れて染色体の分裂に関係。
・小胞体:網目状の膜構造で核膜ともつながる。リボソームが付着している粗面小胞体と、付着していない滑面小胞体がある。物質の合成(主にたんぱく質と脂質)と輸送を担う。(滑面小胞体は脂質成分の合成を行う。)
・リソソーム:加水分解酵素を含み、細胞外から取り込んだ大きな分子や不要になった細胞小器官などを分解する(細胞内消化)。
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