こんにちは。キョンです。この記事では、おそらく日本であまり知られていない「スラヴ諸語」について解説して行きたいと思います。
「スラヴ諸語について①」という記事では、現代のスラヴ諸語の現状についてお伝えし、②の記事で、スラヴ諸語に通底する文法の特徴についてお伝えしようと思います。
スラヴ諸語とはスラヴ諸語(スラヴ系言語)とは、スラヴ人によって話されている(使われている)言語の総称です。スラヴ諸語は、次の3つに下位区分ができます。
① 東スラヴ語群(ロシア語、ウクライナ語、
日常生活において、「私にはお金がある」や「彼はお金を持っているから…」など、所有を表すのは当然と言える。英語であれば「I have money.」なり「He has money…」などと表現される。
そんな、ごくごく日常的に見られる表現だが、当然のごとく言語ごとに表現が異なっている。英語やドイツ語、フランス語などのいわゆる「西欧語」では所有にはhaveを使っている。一方日本語や朝鮮語やフィンランド語などはbe動詞、すなわち「いる」や「ある」といった動詞で所有を表すのだ。