教室運営でやってはいけない③

引き続き教室運営でやってはいけないシリーズです。

今回は3番目の、
【売り上げのことばかり考える】
について書いていきます。

まず大前提として、
売り上げのことを考えないと言うのも絶対にダメです。ここはお間違いなく。

そして、教室運営がうまくいっているということのゴールを、長く通っててくださる生徒さんがたくさんいると言うことに設定してお伝えいたします。
店舗拡大やチェーン店化などのノウハウではなく、それの手前の根本的な内容です。

信頼関係を築く

売り上げのことを第1に考えると言うのがダメということなら、何を第1に考えればいいか?
それは信頼を得る事です。

では、どうやって信頼を得ればいいのか?
それはまずは相手に満足してもらうこと。
ここがスタートです。

丁寧に教える、笑顔で接する、教室をきれいに清掃しておく、話し好きな方であればその方の趣味や前に話したことを覚えているなど。

ここまで書くと水商売のように感じるかもしれませんが、1つポイントがあります。
これをさりげなく自然にやるのが大切です。
生徒さんに接客をされていると思われてしまうと、緊張感や壁が取れずちょっと失敗です。

ここは相手の方がどうとかではなく、
愛情を持つクセをつけましょう。
相手に好かれたければ、こちらが相手のことを好きになり興味を持って接します。

は?そんなこと?みたいに思う方もいるかもしれませんが、
信頼関係や愛情がないと言う事は、
あなたの教えたレッスンの内容やデザインを利用される恐れもあるので、
合理的に考えた場合も、自分を守るために信頼関係を築いた方が賢明です。

売り上げのことを先に考えるよりも
いかに来てくださる生徒さんに愛を持って誠実に向き合って信頼関係を築くかが大切です。
売り上げはその後についてきます。

長く通ってくださる生徒さんと先生は何とも言えない距離感です。
決して友達ではないですが、師弟関係ほど硬くもない。近すぎても遠すぎてもダメ。
そしてそこには信頼関係が必ずあります。

売り上げは生徒さんからの愛情

習い事の教室において売り上げは生徒さんからの愛情です。

恋愛に例えてみます。

もし仮にあなたが、全然話した事もない人から
「結婚してください」と言われてもいきなりOKはほぼあり得ないと思います。

普通はまずはお茶したりデートしたりして信頼をお互いに築いてから、付き合ったりその先に結婚みたいな感じだと思います。

教室業も同じで、
まずは体験レッスンに来ていただき、教室の良さや習い事内容の楽しさ魅力を知ってもらいます。
そこで気にいってもらえれば入会して頂きます。
教室にもよるかと思いますが、
初級コースや上級コース、もっと上の資格取得コースなどを受講して頂き受講料をもらいます。

ご入会後のレッスン受講中も信頼関係は崩さずにいきたいところです。
もし崩れてしまったり飽きられてしまったら退会されます、つまりお別れです。
ずっと通ってるうちに、その方にとっての
一生の趣味になれば退会はほぼありません。

習い事教室は趣味の世界

最近はハンドメイドブームや資格発行の教室
ブーム、健康ブーム、そして日本には伝統的な習い事もあり、たくさんの習い事が溢れています。

その中で、生徒さんが誰かに
「趣味はなんですか?」と聞かれたときに、
「〇〇です」とあなたの教えていることを迷わず答えてくれる状態が理想です。

この状態になってもらえれば、余程のことがない限りその方はやめません。
そういう方が少しずつ増えていくことで、教室業は安定していきます。

そして、もしあなたが超有名アーティストになったとしても、生徒さんにとっては
習い事教室は趣味の世界です。

極端なことを言うと、人は習い事なんてしなくても生きていきます。
ですが運営側は生徒さんに来てもらわないと生きていけないのです。

しばらくして軌道に乗り始めると、この事をポロっと忘れてしまいがちになります。

生徒さんが来てくれて初めてこちらも先生になれるということを忘れず、これからもやっていきたいものです。

今回も長文になりました。
次回は、教室運営でやっちゃダメなことシリーズで【4.フィードバックしない】です。

読んでいただいてありがとうございました。

kyon.

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