タスクシュートのひとつ手前 (心のエネルギーが切れたとき)【ユタカジン】
私は、基本的には「何をしていても楽しい」タイプだ。退屈を知らない。
いろいろな出来事に一喜一憂するし、後悔もするけれど、立ち直りも割と早い。
それでも時折、何かをきっかけに気持ちが「落ちている、閉じてしまう」状態になることがある。
今回も忙しい状態が続き、夢の中でも仕事や家のことをしていて、夢と現実の区別がつきにくくなってきたころ、電池切れのように突然落ちた。
何をするにも億劫になってきて、ずるずると重い腰を引きずるように出かける。タスクシュートも書けなくなった。こんな時こそ、自分を整えるのに必要なのに!
そんな時が、私がぽつぽつとやり出したのがコレ。(再現です)
口が裂けてもタスクシュートとは言えないシロモノなんだけれど、当時の自分が動けるだけのエネルギー量の、最低限の仕様。
ピンクの磁石:いまやっているもの
みどりの磁石:手を付けたけど後でもう一度やるもの
取り消し線:終了したもの
まず、気持ちが落ちていると、手帳を開いてタスクを書く…というところのハードルが高いと感じた。心のエネルギー量が足りないから、そこまでのステップ数が多く感じるのかもしれない。
数日のブランク後、とりあえず、目の前にあったホワイトボードに、今日必要なやることだけを書くことにした。何も考えず目の前のボードに書くだけだから、ステップ数は激減だし、取り掛かりやすかった。
このホワイトボードは、以前に認定トレーナーの「まきのくみ」さんがホワイトボードを使ったタスクシュートを実践していて、真似してみようと買って用意しておいたもの。こんな形で使うことになるとは…。
ピンクの磁石で、今にフォーカス。
タスクシュートはタスクの開始時刻、終了時刻を記載することで得られる様々な効果があるけれど、それで私が一番恩恵をうけているのは「いま」を意識して、自分の作業中のものに集中できるところ。そこを簡略化して再現。
特に疲れていると、無意識にスマホに手が伸びる私。スマホの中の非日常に没頭し、現実逃避をしたくなるらしい。
自分は今これをやっているんだよ、というのをしっかりと意識させ、今やるべきはこれだと脳に指令を出す。ピンクの磁石が、現実へのアンカーになってくれる。
緑の磁石は仕掛り。
手を付けるのに、エネルギーがいる作業がある。
特に気持ちのエネルギーが足りないと、メール返信など、人とかかわる作業が辛くなってくる時もある。
1分着手を念頭に少しだけでも手を付けて、ちょっと休んだらまた続きをやる。「またあとで」と緑の磁石をおく。
こうして、やるべきことが少しずつできて現実を回せている感覚がもどってくると、徐々に気持ちも落ち着いてくる。
(心が落ちている時は、脳や身体も疲れていることが多いので、努めて体を休ませるのももちろん大事)
いつもエネルギー全開!という訳にもいかない。
疲れた日には、今の自分のエネルギー量、それに合わせて、出来る範囲でうまくツールを使いながら、日々を整えるのも良いかもしれない。
<当回はnoteマガジン「ユタカジン」への寄稿です>
タスクシュート手帳術の会、次回は 9/22 (日)です。
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