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プレ皇室研究 最近知ったこと。

なんか、本を読んでいたら、ちょっと気が付いたことがあったので、書き留めます。そんな大きな話ではないのですが・・・。

1つ 「天の安河」って、”安”は別の字があるらしくて、天八せ(せは、サンズイに端の右側)河原(あめのやせのかわら)それは「多くの瀬を持つ(たぶん支流があるってこと)」という漢字なのだそうだ。
忌部氏の本に書いてあった。「古語拾遺」だ。
(ついでに「安原」と言っているひともいた。もし「夜須」なんだけど、「安」でないなら、安河が残ってもかまわないかなあ・・・。)

2つめ よく「古事記」「日本書紀」に出てこない女神様で、瀬織津姫っていう女神がいるが、これ、私はもしかしたらさあ、天照大神が男性だった場合の、奥さんってことじゃないの? だから、隠したいんじゃないの?って思っていたのですな。
しかし、他に説があって、「天照大神の荒魂」(普通は、和魂)のことだって話だった。ええー、そうか、そうなんだ! これはちょっと納得感がありますね。
「水神や祓神、瀧神、川神である。九州以南では海の神ともされる。祓戸四神の一柱で祓い浄めの女神。「人の穢れを早川の瀬で浄める」とあり、これは治水神としての特性である[1]。

『倭姫命世記』『天照坐伊勢二所皇太神宮御鎮座次第記』『伊勢二所皇太神宮御鎮座伝記』『中臣祓訓解』においては、伊勢神宮内宮別宮荒祭宮の祭神の別名が「瀬織津姫」であると記述される。なお、荒祭宮は、かつては正宮に位置していたと推定される。皇大神宮の別宮の瀧原宮についての伊勢神宮公式の由緒書きに、「その御魂をこのように二宮に並べてお祭りするのは、皇大神宮に天照大神を、同別宮荒祭宮に天照大神の荒御魂を奉祀する姿の古い形と言われています。」 と記されている。このとおりであれば、正宮は、式年遷宮のたびに位置を替えるのではなく、常に東に位置する正宮は天照大神、西に位置する正宮は瀬織津姫を祀っていたこととなる。」

3つめ 2つめつながりなのですが、天照大神が男性かもしれない、女性とは違う…っていう説があるのですが、なんかいろんな前後関係というか、雰囲気で「やっぱり女性じゃない?」って思う説明が、ちらほら出てくる。このちらほら度っていうのが、無意識なので、やっぱり女性じゃないかなあって思う。作為的に男性を女性に見せているなら、いやー、小説家としてはものすごい上手です。でも、馬いないくせに、うっかり馬を出してるから、そこまで天才小説家ではなさそう。なんか、太安万侶は、IQにしたら、110か115くらいかもしれないけど、私のIQ 138は上回ってない気がする。友達の165は絶対に絶対にない。ちょっと賢い程度。MARCHの下の方かなあ。

もし男性なら、岩戸隠れのときに田力男1人で扉をあげるんじゃなくて、3-5人男性の神がよってたかって引っ張りださないと、でてこないし、ものすげー暴れると思うんですなwww
それに機屋で自分も機織ってるかんじだし、侍女たち侍らしているけど、たぶん女性が女性を世話してるったかんじ。もちろん男性のリーダに、女性たちが世話役ではべるってあるけど、体がでかいから、酔っぱらって寝たりしたら、男性にやらせないとだめなので、男性には男性の下僕とか侍従がついていると思うんだよなあ・・・。
それと祭具、形代が鏡なのであるが、もし天照大神が男性だったら、まっさきに剣をあてると思うんだなあ。事実、伊弉諾は銅矛だかをあてられていて、武器だから、男性にあっている。
(※ 祭具をばらまいて支配影響を見せる分配システムが古代にあるのだ。)
あと、時代がもうちょっと下ると、高木神をいつもそばに置くようになる。これは、天照大神より上の世代の神様だ。高い木を意味している神様だが、田んぼの近くに植えられた高い木だとも書いてある。

(ついでに、前に書いたのだが、雷が発生する場所は稲の実る率が上がるのだ。もしかしたら、わざと植えることでそこに雷を発生させることができると、古代人は知っていたのかもしれない。)
高木神ははっきりと性別が書いてあるわけじゃないけど、どうも男性ぽくて、後ろから支えている感じなのだ。
つまり、表には「夫」とは出せない、内縁の夫みたいなやつ? 王配みたいなかんじ。

「天孫降臨の主宰神としての記述や神武天皇の大和入りの祭祀の主祭神として登場すること、大嘗祭の主祭神としての記録から古くは大王家の至高神であったと推定されている[12]。」

4つめ 神武天皇の最初の奥さんと息子たちをちょっと調べました。

これ、神武天皇の最初の奥さんです。
「『日本書紀』によれば、日向国吾田邑の人である。」
「『古事記』によれば、「阿多之小椅君」の妹。同じく『古事記』には火照の子孫に「隼人阿多君」がある。」

先日、吾田=阿多=愛宕 であることで、福岡市西区愛宕のことであるとわかりましたので、この人もその近くに住んでいたのかなと思いますね。
別名は、阿比良比売(アヒラヒメ)です。

「夫:神武天皇 - 『日本書紀』
初代天皇(ただし当時は即位前で、太子だった)。
子:手研耳命(たぎしみみ、『古事記』:多芸志美美) - 『日本書紀』
神武天皇崩後、皇太子神渟名川耳に対する反逆(タギシミミの反逆)を起こし殺害された。
子:岐須美美命(きすみみ、『古事記』) - 『先代旧事本紀』には研耳。『日本書紀』には記載がない。
子:神八井耳命(かむやいみみ)」

子供がいるけど、長男は反乱してしまいますね。

次男。

三男
でもこれ、母親がどっちも説なので、わからないや。

「『日本書紀』綏靖天皇即位前紀によれば、朝政の経験に長けていた庶兄の手研耳命(たぎしみみのみこと)は、皇位に就くため弟の神八井耳命・神渟名川耳尊を害そうとした(タギシミミの反逆)。この陰謀を知った神八井耳・神渟名川耳兄弟は、己卯年[3]11月に片丘(奈良県北葛城郡王寺町・香芝町・上牧町付近か[4])の大室に臥せっていた手研耳を襲い、これを討った。この際、神八井耳は手足が震えて矢を射ることができず、代わりに神渟名川耳が射て殺したという。神八井耳はこの失態を深く恥じ、弟に皇位をすすめ(第2代綏靖天皇)、自分は天皇を助けて神祇を掌ることとなった。そして神八井耳は綏靖天皇4年4月に薨去したという[1][4]。」

きっと優しい、弱いタイプの男性だったのでしょうね。
元祖弱者男性だったのだ!!


お、Wikiの説明、こんなのがあった。
「日向国などの律令国が定められるのは記紀よりもあとの時代であるから、記紀の「ひむか」は単に方角を示すだけで、日向国(宮崎県)とは解釈しない説もある。

ふふ、だからってば、糸島の日向峠だっていうとる!!


5つめ
よく阿波忌部氏が「あらたえ」作ってますといいます。これは麻から作ります。
じつは、この「あら」ってのは、「荒い」っていう意味で織が荒い、粗雑なことを意味するのだ。まあ、正直一般的に貴族社会では、絹が上の織物で、綿や麻素材は下の織物なのだ。強くて破れにくいからね。
絹のほうは、「にぎたえ」といい、「にぎ」はよく「和魂」(にぎみたま)の、柔らかいのを意味する。つまり、にぎたえというのもあって、これは絹製品なのだ。
そして、皇室では皇后が養蚕をするので、絹は自分たちで作り、それ以外の粗雑な織物は、他の部下に頼むのだ。
だから、阿波忌部氏が「あらたえ、作ってるんだぞ、すごいだろ」といばるのは、まちがいで、「下ランクの織物は、部下の私どもが作ります」っていう位置づけなのだ。
(そもそも、上位貴族は藤原氏に取られてしまい、上記貴族は手仕事はあまりせんのだ。文官だから、会社でいうとマネージャーたちなので、そういう自分で手はあまり出さないという。)

実際、かわいそうに忌部氏は時代が新しくなるに従い、本来の神官的な仕事を中臣氏にもっていかれてしまって、下の位にどんどこ下げられてしまう。
まあ、その愚痴を書いたのが、「古語拾遺」なのだ。ああ、大変だ。
でも、上にあるように神武天皇の息子たちも、直系でないとどんとこ庶民化していって、貧乏になってしまう。明治時代には、伯爵とかもらえたのは、ほとんどが藤原氏の上流と大名くらいになってしまうのであった。ああ、大変だ。
正直、むしろどこかの田舎で、素直に神職について長く家系をたもつほうがよかったのかもしれない。大分とか、出雲とかそういう大きい神社が何か所かあるもん。

時間って残酷って思うのでありました。



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