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プレ皇室研究: 神武天皇について時期と場所を他の研究者がどう考えているか?

私個人の研究は、だいたい畿内に入って橿原宮で即位するまではもう結論が出たので、あとは、考えミスがないかなあ?っていうのを自己チェックするだけなのだ。
(とりあえず1本は、論文書いて、送った。受領連絡は来たけど、いやびっくりの郵便で来て、ひえーーって思った。メールあるやろ、メールが。)

さて、それで神武天皇について書いている本を、念のため2,3冊買ってみた。
全部は読んでないので、目次とかで抜粋でどういうアプローチしているかである。
しかし、こういう人らって、物証からぜんぜん入らないんだよなあ・・・。
文書なんて、写し間違い、我田引水、嘘八百なんていくらでも書けるし、偽書とか、記憶違いなんていくつもあるで。

1つめー

「「記紀」を科学的に、詳細に分析することにより、新たな真実が見えてくる。
本書では、歴史学の通説では実在しないとされている第一代・神武天皇の実在性と実年代を明らかにする。
筆者の結論では、「神武は、「294年(甲寅)」に近畿東征のため御子の手研耳(たぎしみみ)命らとともに日向国を出発し、299年3月7日、東遷を果たし、その後、「全国平定」や「伊勢神宮の創建」など現在日本国の礎を築くという偉業を成し遂げ、318年にその波乱に満ちた生涯に幕を閉じた(在位25年間)」(本書より)。
その詳細な科学的分析により、熾烈な東征の事実や、「前方後円墳」を神武が初めて作った意味、その形状の意味など、古代史の数々の謎を次々と解き明かしながら、神武の実在性を実証してゆく。古代史ファンには必読の、目から鱗の新説である。

本書の内容 第一章 「記紀」は科学の書
第二章 「神武紀」の設計方法とその設計図
第三章 先興「奴国王家」と新興「ヤマト王家」との闘い
第四章 神武の「近畿東還」の史実と「前方後円墳」の起源」
著者プロフィール 「生野眞好(しょうの・まさよし) 古代史研究家。1950年生まれ。2011年に「生野眞好の日本古代史研究会」を設立、自由参加形式の勉強会を毎月開催している。」
わりと年配の人だった。4,5冊出している。

(1) 318年死去だと、後ろの神功皇后と仲哀天皇の史実 370年くらいに神功皇后が生きているまでに、52年しかないのに、13人もいるっておかしいって気づけよって言いたいwww あ? 5歳とか10歳で成人すんのか?(苦笑)
(2) ちなみになんか、天皇の名前とかから論拠としているので、誰と誰が同一人物とか、名前で勝手に同一人物扱いしている。まあ、1,2人くらいはごまかしがあるかなと思うけど、150年くらいの差があるのを同一人物にすな!!

その2

「初代天皇のことを知っていますか。「神武東征」は日本の始まりです──実際に歩いてみると、記紀に盛られていない伝承、歴史が無数にあることがすぐにわかります。地図・写真多数掲載。」

産経新聞取材班なので、読みごたえがあるけど、いまいち素直に、宮崎県からスタートしているので、
「おい、こら、ちょっと疑問抱け!!」
っていいたいかなあ。
残念だなあ・・・。なんでも疑問を抱くのとか、ちょっと振り返りチェックをするのって、大事だなあって思った。
プロ新聞社なのに、残念だなあ。逸話とか、そのまんま信じるなよ。古代にだって、うそつきはいるんだよ。特に倫理観もないし、写真とかの記録もないから、文字で好き勝手に我田引水しまくりなんだから。
神社系とかはけっこうわりとひどいwww まあ、お金がなかったんだろうなあ・・・。信者がおらんで。

3つめー。

めちゃくそ、言い訳とだらだらした文章でけっこう読みにくいのだが、資料としては大変いろんなことが書いてあって、参考文献もいっぱいあって、これ、よかった。
そして、なんと!! 私の神武東征・橿原宮即位とだいたい同じなのだ!!
さすが、東大卒の先生だ。
でもなぜそうなったかは、ちっとも論理的に解説がなくて、付録とか年表にぽつっと書いてあるだけなので、よくわからない。
まあ、天皇の子孫の話がメインなのでしょうがないけど・・・。
これはちょっと読みごたえがあるので、「自分の先祖って、天皇の子孫なのかな」と調べてみたい人には、とってもいいかも?

しかも奈良県の出版社だった。これはぜひがんばっていただきたい。本家本元、神武天皇のおひざ元だ。


あと、欠史八代研究のために、これ買ったけど、うーんうーん、写真いっぱいあるけど、ネットで見たことあるような内容ばっかりやったわ。
まあ、インチキないかもしれんけど(朝日にしてはwww)、プロがこれじゃあ困るで。


まあ、ムック本なので、きれいな写真を眺めて楽しむっていう意味では、そういう読者層がいるから、まあええかな。


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!