日本人の漫画家の、ハーフの描き方が海外で問題になっているらしい。
これ、ちょっと不思議だなあと思ったのですが、外国人はいろんな民族がいるので、いちいち、髪の色、肌の色、眼の色などでうだうだとこだわりをいう人がいます。
白人でも、実は金髪、赤髪って少ないんです。3割とか1割とかそんなかんじです。そして、大概の人は、ブルネットっていうか、焦げ茶色くらいです。
白人で金髪なのは、脱色している人が多いのです。あの、マリリン・モンローやマドンナでさえそうでして、もともとはこげ茶のブルネットくらいなんです。
眉毛や産毛を見るとわかりますが、本当に金髪なら、眉毛も金色なのです。
私がイギリスにいったときに、きれいなプラチナブロンドのおばあさんに会いましたが、眉も産毛も銀色でした。
アイルランドなどにいくと、黒髪と緑の目が多いです。髪はかなり黒いです。
実は、優性遺伝、劣勢遺伝というのがありまして、「こっちのほうがハーフだと出現しやすい」っていう特徴があります。
髪の色は、だいたい黒かこげ茶です。ただでさえ、少ない金髪の相手であっても、その金髪と結婚したら、できる子供は黒髪か焦げ茶色くらいなのです。目の色もだいたい同じで、ちょっと色が薄い程度で、ブルーになったりすることはなく、茶色になる程度でしょう。
みなさんが、芸能人でハーフっていう人で、すっごいブロンドの人、見たことがありますか?
いませんよね。だいたいいても、髪の毛を染めているだけです。
日本の漫画家は、そういう遺伝の法則をぜんぜん知らないのです。
というわけで、不満を思っている本物の外国人もいるので、一度ちゃんと理解してみるのがいいかなと思います。
アニメみたいに、ブルーやオレンジの髪で色を塗ってもいいのとは、ちょっと違うシリアス漫画などもあるので、理解しておきましょう。
また、現実には、アフリカ人とのハーフとか、アジア人とのハーフ、中東のアラビア人とのハーフなどがいるってことを理解しておくべきかなあと思います。
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