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簡単にNEETが、精神障害の有無があるかを判別する方法(あくまで簡易です。)

NEETには2つ種類があります。
前にも書いたのですが、精神病がある場合と、ただの甘えの場合です。

甘えのは、単なるプライドや恥ずかしさなだけです。

やっかいなのが、精神病がある場合ですが、精神病のいくつかは睡眠障害を伴いますので、簡易的に判別する方法があります。
あくまで「簡易的」ですので、最終判断とはしないでください。おかしければ、とにかく病院です。

(1) まず、前日11時でも12時でも(日付が変わらないこと)寝て、目覚まし時計をちゃんと7時にかけておいて、それですーっと起きられるかです。
 復帰が早いNEETは、要するに乱れた生活をきちんとすれば、仕事につけます。
 きつい人は、いったん8時か9時にして、1-2週間かけて7時に起きられるか確認しましょう。要はまともな朝時間に起きる練習をしましょうということです。

 きちんとまっとうな時間帯に起きられたら、かつ、何か気分障害だとか、幻聴幻覚などがない場合は、精神障害はまあないです。なんらかの不快感があったら、やはり精神科に行くべきで、予約が取れない場合は、いったん内科に診てもらうのでもいいかもです。(睡眠導入剤くらいはくれます。)

(2) それで、散歩、掃除、洗濯、なにかの仕事の勉強(資格取得でもよい)、可能であれば、料理ができれば、OKです。
 それで、お風呂にはゆっくり入って、また11時か12時くらいに寝ます。
 これを2週間、3週間と続けられるか確認します。

 ※ たとえば、簡単な掃除やスィッチいれたらいいだけの洗濯でさえできないというのであれば、これはやばいものでして、知能障害(たとえば若くても認知症があります。イギリスでは28歳くらいで発症した例があります)か、精神障害です。この場合もさっさと病院に行くべきです。まれに、若くても脳血栓などで、手足がぶらぶらしてやばいのもあるからです。(人によってはこれも、34歳といったすごく若い年齢でも発症する例があります。)
 発見が遅ければ遅いほど、治りにくいです。

(3) もし、こういうのでさえできない場合は、やはりなんらかの精神病です。あるいは、なんらかの疾患があります。例 バセドー病、糖尿病、その他内臓や血管系、ホルモン分泌異常系の病気
 あとは、2つ目のリンク先にあるように、必須ミネラル不足といった栄養問題もあります。
 うつ病かと思ったら、鉄分不足だったというケースがあります(特に女性に多く、生理との関係も当然あります)。
 このての「境目が微妙」なケースは、医者でさえ間違うことがあるので、だからこそ、いい医者に早くかかるべきなのです。

https://www.irisawa-cl.jp/do-nothing/


 ※ 日常的に自分の世話もできないのが、1つの判断ラインなのです。

 一番わかりやすいのは、うつ病でして、寝すぎたり、寝れないなど、とにかく睡眠障害を伴います。双極性障害も同じかもです。
 PTSDなどはちょっと不明ですが、そもそも過去の辛さを思い出して気持ちが悪く(盛り下がる)なるので、そもそも睡眠以前に自分でわかるはずなので、さっさと心療内科に行くべきです。いちいち、悩んでいたら、回復がどんどこずるずる遅れるだけです。心がかたくなな人もいて、素直に病院に行かない人もいますが、それではだめなのです。

 要は「自分の身の回りのことで、やるべきことをぱぱっとできない」のは、何か理由があるのです。


 まあ、もともと意思決定がゆっくりな人はいますが、それは自覚があると思うので、「性格」なのかもしれません。ただ、性格でも「日常生活に支障が出る」ものと、そうでないものがありまして、たとえば自閉症の人で、同じ動作しかできない人は、食事でさえ2時間もかかるようです。なにか、パンから先に食べるとか、何十回噛まないと次にいけない・・・など、当人のこだわりがあります。このこだわりを、「仕事に邪魔だからやめておこう」といった自己制御ができるなら、病気ではないのですが、自閉症の人だとそれも自己制御できません。もともと脳の障害なんで、仕方ないのですが・・・。

 「なんだか、人に相談するの恥ずかしい」というNEETの人は、いったんこれで、「すぐ起きれた!」なのか、「起きるのさえしんどい」なのかを自己判断するといいと思います。

 そもそもNEETには友達がいませんし、家族ともろくに話をしません。要するに、情報不足です。しかも、自責の念がなく、他責的ですぐ「社会が悪い」「他人が悪い」と文句をいいます。要するに「自分が今日は、正常かどうか」がまともに判断できないのです。

 ですので、健康生活の基本「朝、普通に起きて、1日問題なく過ごせるか」を自己チェックするのが、ものすごく大切なのです。
 甘えだけなら、この「早起きして、普通に体を動かす」ができますので、とりあえず、「バイトで週1日だけでも働いてみよう」となれば、ぜんぜん問題ないのです。週1日が慣れてきたら、週2,3日と増やします。苦手ではない内容の仕事をみつければいいだけです。資格なども取れば、採用してもらいやすくなります。

 外に出るのがしんどいなら、たとえばクラウドワークスのような副業サイトで、「入力だけでいいから、仕事探してみる」でもいいです。運よく仕事が取れたら、5千円や1万円くらいもらえます。(まあ、時給換算すると安いですが、無職から、収入ができたというだけでも、立派です。)


 まあ、自分の人生なので、やりたいことができる、やりたいことのためにはお金もいるので、適度に稼ぐのが一番いいです。社会的にも意義があるし、年取ってからちゃんと年金もらえます。
 若いうちにさぼっていると、年取ってから年金もらえないとか、月1万円しかもらえないなどになるので、悲惨な末路です。

おまけ
もし本当に精神疾患だった場合は、障害年金が受けられる可能性があります。ただ、当然要件があります。下記を参考にしてください。
1を見てもらうとわかりますが、たとえば20歳以上で大学中退NEETで国民年金も加入していないと(まあ、大人なのに義務をはたしてないということです)、おそらく、要件にはずれる可能性があります。
 親が親切だと勝手に加入して、国民年金もついでに払ってくれていますが、ネグレクトな家庭や超貧困家庭だとどうかわからないです。正直、親もおかしいことが多いからです(多くの精神疾患は遺伝であることが多いです。発症するしないは、健全な生活かどうかなどにかかわります。だからこそ、無理なく、毎日が健康的に送れるかどうかが重要です)。
 そうなると、本当の病気であっても、障害年金もらえないです。誰も助けてくれません。まあ、最後の手段で生活保護がありますが。

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障害基礎年金の受給要件

次の1から3のすべての要件を満たしているときは、障害基礎年金が支給されます。

  1. 障害の原因となった病気やけがの初診日が次のいずれかの間にあること。
    ・国民年金加入期間
    ・20歳前または日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満で年金制度に加入していない期間

  2. 障害の状態が、障害認定日(障害認定日以後に20歳に達したときは、20歳に達した日)に、障害等級表に定める1級または2級に該当していること。

  3. 初診日の前日に、初診日がある月の前々月までの被保険者期間で、国民年金の保険料納付済期間(厚生年金保険の被保険者期間、共済組合の組合員期間を含む)と保険料免除期間をあわせた期間が3分の2以上あること。
    ただし、初診日が令和8年4月1日前にあるときは、初診日において65歳未満であれば、初診日の前日において、初診日がある月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。
    また、20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、納付要件は不要です。


ちなみに、障害になってから、「時効」もありまして、5年です。
(詳しくは同じページをよく読んでください。)
放置しておくと5年すぎてしまうので、日本国民の権利がもらえません。それは自業自得なので、ちゃんと政府の福祉説明などはきちんと読みましょう。
わからないとき(わからないくらい精神障害が進んでいるケースもあります)は、電話するなどして確認するか、親に泣きついてお金を貸してもらい、社会保険労務士さんに相談してください。数万円です。手続きも代行してくれます。

AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!