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「阿波国風土記」ってまじにみつからん

禁書になっているし、もう原本は抹殺されたのじゃないかって。

この人のが、断片について解説してあったので、引用します。

阿波国風土記とは
「阿波国風土記」については逸文が残るのみで、一説には、明治初期まで阿波藩に存在したとの説もありますが、実際の所行方が判っていません。
これまでに確認されている逸文は主に五節萬葉集註釋いわゆる「仙覚抄」に記載されているものがほとんどです。
下に出典を著しますと。

(1) 天皇の稱號(しょうごう) (萬葉集註釋 卷第一)
阿波國風土記ニモ或ハ大倭志紀彌豆垣宮大八島國所知(やまとのしきのみづがきのみやにおほやしまぐにしろしめしし)天皇 朝庭云、或ハ 難波高津宮大八島國所知(なにはのたかつのみやにおほやしまぐにしろしめしし)天皇 云、或ハ 檜前伊富利野乃宮大八島國所知(ひのくまのいほりののみやにおほやしまぐにしろしめしし)天皇 云。

(2) 中湖 (萬葉集註釋 卷第二)
 中湖(ナカノミナト)トイフハ、牟夜戸(ムヤノト)ト與奧湖(オクノミナト)トノ中ニ在ルガ故、中湖ヲ名ト為ス。
 阿波國風土記ニ見エタリ。

(3) 奈佐浦 (萬葉集註釋 卷第三)
阿波の國の風土記に云はく、奈佐の浦。
奈佐と云ふ由は、其の浦の波の音、止む時なし。依りて奈佐と云ふ。海部(あま)は波をば奈と云ふ。

(4) アマノモト山 (萬葉集註釋 卷第三)
阿波國ノ風土記ノゴトクハ、ソラ(天)ヨリフリクダリタル山ノオホキナルハ、阿波國ニフリクダリタルヲ、アマノモト山ト云、ソノ山ノクダケテ、大和國ニフリツキタルヲ、アマノカグ山トイフトナン申。

(5) 勝間井 (萬葉集註釋 卷第七)
阿波の國の風土記に云はく、勝間井の冷水。此より出づ。
勝間井と名づくる所以は、昔、倭健天皇命、乃(すなは)ち、大御櫛笥(おおみくしげ)を忘れたまひしに依りて、勝間といふ。
粟人は、櫛笥をば勝間と云ふなり。井を穿(ほ)りき。故、名と為す。」


阿波國ノ風土記ノゴトクハ、ソラ(天)ヨリフリクダリタル山ノオホキナルハ、阿波國ニフリクダリタルヲ、アマノモト山ト云、ソノ山ノクダケテ、大和國ニフリツキタルヲ、アマノカグ山トイフトナン申。

→ わかりやすく書き直してみます。カタカナ読みにくいwww

「空より下りたる山の大きなるは、阿波国に降り下りたるを天の元山と云い、その山のくだけて、大和国に降りつ来るを、天の香具山というとなん申す。」

うーん、これを研究者は、「天から山(国?)が落ちてきて、大きいほうを阿波に、小さい砕けたのは大和国にいった。これを天の香具山という」
とかで、国を作ったのが阿波が先で、畿内は後だから。
と解釈するんだそうですが、大和朝廷の畿内チームのほうが後ででっかくなって、本家になったんだぜっていうことなだけだけど、まあ、大昔なので、明治政府が文句を垂れるはあるかもしれない。

といわれても、実家の近くに大和三山はあるが、別に都はないですなあ。

でもまあ、他の内容はただ場所とかの説明でしかないような気がする。

なんも、全部発禁にしないでもいいのにね。

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