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中産層以上は、実はその通りだ。

私はIT関係なので、知人にはけっこう億万長者がいます。
あと、不動産投資してる人もいるし、年収1000万円以上はけっこうごろごろいます。私も若い現役のときは、年収1000万円以上でした。今はもう年なので、そんなに働けません(苦笑)。まあ、60過ぎにしてはちょっと高い目の収入程度ってところでしょうか?

5000万円とかもらっている友達は、トップセールスなのですが、夜23時24時とかまで働いているし、コロナ前は出張とかも大変でした。
それだけ体力や努力がいるのです。
英語もできますので、若い時に英語学校にいったり、留学とかして自己投資、あるいは親の支援で教育投資されています。自分でも自分にお金を払っています。

(親が億万長者で、お飾りの会社役員なんかをしている人は別ですが)

一方、年収500万円ほどの友達もいますが、たいして資格取得とかもしないし、17時すぎに仕事が終わったら、さっさとパチンコにいって、そのあと軽く飲んでから、家に帰り、ぼーっとして寝ます。
そのくせ、「俺には俺のやりたいことがあるのだ」というのですが、やってることがパチンコです。あとは、酒を飲むだけです。はああーーー。

1000万円-1500万円くらいだと、社会保険と税金とかで天引きされる金額が、毎月50-60万円と、「ええー、そんなに取るの?」ってくらい引かれます。比率が今とは違うと思いますが、今だともっとかもしれません。

生活保護の人が月11万円くらいもらえるそうですが、1人で3人分とかを食わせてやってるのと変わりがないです(涙)。

たしかに、これじゃあ、「働かないもの勝ち」っていう人がいるのもわかります。もちろん、働くとスキルがつくし、社会的意義があるので、お金には関係ない喜びが得られます。



それに、1000万円以上の人だって、年頃の子供がいたら、大学教育費用なんかで、何百万円も払うことだってあります。
大卒ばかりなので、子供も大卒ですし、親が頭がよくて子供も賢いと、やはり一流大学にいかせたいし、早稲田慶應やMARCHなんかだとまあまあ高い学費がかかります。それに理系だと実験で多忙なので、バイトもほとんどできなかったりしますから、親だけで払わないといけないです。

貧困層にも悩みがあると思いますが、こういう中産階級でも悩みがあるのです。

そして、彼らはあまり文句を言いません。黙って「あーあ、また何百万円も税金で引かれたよー」と飲み屋で、愚痴る程度です。
飲み屋だって、普通の赤ちょうちんみたいなところが多いです。ストレスだって、いっぱいたまります。馬鹿な部下をかかえていたりするのです。アホな上司のしりぬぐいをしていることだってあるのです。
こんなふうに、記事になるのは珍しいです。

維新の支持者はこういった中産階級の人らしいですが、「こんなに働いているのに、こんなに納税してるのに、なんで文句ばっかりいう弱者にばかり、俺たちの金が使われるのだ? なんもメリットないのか?」と思っているそうです。

そうだろうなあと思います。

私が思うに、行動遺伝学でいうと親も賢くなく、教育熱心でもない場合、子供がさっぱり伸びません。生涯働いてもたいしてアウトプットがなかったりします。そういうアウトプットが少ない人に、助成してもなかなか、アウトプットは増えません。(もちろん、「自立」する程度の教育は必須です。つまりそれが、義務教育そのものですし、ハローワークでは職能訓練などもしてくれますから、それが十分助成になるでしょう。)

そういう意味では、中産階級のように親のアウトプットが高い目の人の子供は、将来高いアウトプットを出す可能性があるので、教育助成とか多めにあげてもいいのです。
なのに、現実には「所得制限」があったりしてぜんぜんもらえません。

これは、税金の分配や生産性の効率からいうと、大きな損失だと思います。
伸びしろのある人に、もっと伸ばしてあげるほうが、日本の富の合計は大きくなります。

私は、こういった中産階級の人への足切りや補助の除外はすべきでないと思います。
たとえば、大学卒な子が、大学院卒になれるかもしれないし、ノーベル賞の授賞者数が増えたりするかもしれないのです。

声だけでかくて、すぐ被害者面、弱者面をして、公金チューチューするような人ばかり助けていても、日本はよくならないと思います。
普通の、中産クラスのがんばっている人に、もっとがんばっていただく政策がよろしいのではないでしょうか?


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!