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アメリカ人から見た成田氏の感想。

左翼雑誌 NewsWeekですが、たまにコラムでいい人がいて、面白い記事があることがあります。
例の成田先生の発言ですが、こういうのです。

「ただし、37歳で肩書はまだ助教。とびきり優秀な人材の多くは30代前半で教授になり、未来のノーベル経済学賞につながる重要な研究業績を既に残している。成田はまだこのレベルの仕事をしていないので、経済学者として歴史に名を残すチャンスはもうないと悟っているのかもしれない。

成田の発言には、政策の処方箋が欠けている。本人は高齢者の集団自決という表現は「抽象的な比喩」であり、高齢化社会の資源配分について必要な議論を促すと主張している。だが意地悪な皮肉屋なら、研究の代わりにSNSでの名声や注目を選んだのだろうと推測するかもしれない。」

あ、たしかに。もうすぐ40歳前なんだから、まだ「助教」ってのは出世しないってことだ。教授にはなれないかもしれない。
ちょっと黄色人種差別もあるかなと思ったけど、もっと成績あげてるインド人とかの先生もいるから、そういう意味では、成田先生、もう教授の道はエール大学では無理かも?

「ともかく、世代間に亀裂が存在するのは確かだ。アメリカでは経済成長の鈍化と人口に占める高齢者の割合の増加(30年には23%に)が予測されるなか、配分する資源の不足が懸念されている。このままでは高齢者優遇への反発が強まりかねない。

「サードレイル」政策を前進させるために必要なのは、成田のような挑発的「比喩」を避け、科学的証拠に基づく処方箋と代替案に焦点を当てることだ。社会保障の崩壊を叫ぶ政策通もいるが、私は「コップにまだ半分水が入っている」という楽観的視点から、技術革新とバイオテクノロジーの進歩(高齢者の医療費を削減できる)によって最悪の事態は回避できると考えている。」

最後のコラムライターのお父さんの話は、ちょっと泣かせる。
うまいな、この人w

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