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古代エジプトの3大黄金のマスクって?

古代エジプトの美術品は大変面白いのですが、3大黄金のマスクっていうのがあります。

残念ながら、ツタンカーメン王の黄金のマスクが一番有名で、他はあまり知られておりません。
しかも、2つめは見たことがあるのですが、3つめが見たことがないので、ちょっと調べてみました。
(私はエジプトにはいったことがないし、まあ、行く気もないのでwww 日本に来たものです。ツタンカーメン王のは、昭和の大昔に1度来ていますが、それからは来ていません。まあ、輸送中に壊れるとやばいので、そのままでいいと思いますが・・・。いまどき、高精度撮影とかありますしね。)

まず、1つめ。ツタンカーメン王です。

「ツタンカーメン(翻字: twt-anx-imn, エジプト語英語化: Tutankhamun[4][11], Tutankhamen, King Tut, 紀元前1341年頃 - 紀元前1323年頃)は、古代エジプト第18王朝のファラオ(在位:紀元前1332年頃 - 紀元前1323年頃)。より厳密な表記では、トゥトアンクアメン[1][4][5]。」(Wikiより引用)

ツタンカーメンは18歳くらいで若くなくなっている少年王ですが、正直子供だったので、ほとんど王様としての政治的功績はありません。
父王は、アクエンアテンという世界で最初に一神教を始めた王様ですが、わりと若く50歳くらいで、病気で亡くなりました。そうしますと、すぱっと普通の多神教に戻ってしまいました。
カーター氏が発掘しまして、世界中で有名になりました。
なんも実績がないのに、発掘された副葬品が豪華だったので有名になってしまった皮肉な例です。
仮面はとても精緻です。黄金部と青い部分の加工がすごいです。まあまあ、当人とは似ているようです。美化されていますが。頭巾の青いところがきれいです。首のあたりの飾りもきれいにできていますね。

これ知ってた? 【ナショジオトリビア –...

Posted by ナショナル ジオグラフィック on Friday, February 27, 2015

(実は出歯だったのだ・・・。)


2つめは、プスセンネス王の黄金のマスクです。


Weblioより引用

こちらは、大人の王様です。
ツタンカーメンのような青い加工はされていないのですが、イケメンですwww 本人がイケメンかは、知りません。美化されているかもです。
実物見ましたが、イケメンですwww → 80過ぎで病死で、いやー、王様でも長生きすると大変じゃのおおー。

「1940年、フランスのエジプト学者ピエール・モンテ(Pierre Montet)はタニス王家の墓を発見し、内部にプスセンネス1世のミイラと副葬品が手つかずのまま残されているのを確認した[5]。 埋葬当時の状態を留めた王墓としては、ツタンカーメン王墓(KV62)に次ぐ史上2例目の発見だった。しかしKV62は過去に2度盗掘された形跡があるため、一度も封印を解かれず無傷のままで残された墓としてはプスセンネス1世のものが史上唯一のものとなる[6]。

湿地帯というタニスの地理的条件のため、木製品の多くは腐敗して崩れ、王のミイラも著しく損傷していたが、ミイラに被せられていた黄金のマスクは無傷で残されていた。マスクは金の板を打ち出して作られ、眉やアイラインはラピスラズリ、目はガラス細工で作られていた[7]。 品質や技術はツタンカーメンのマスクより劣るものの、プスセンネス1世のマスクは「タニスの至宝の一つ」とされ、現在カイロ博物館の第2室に収容されている[8]。 ミイラの指やつま先には指サックが被せられ、足には金のサンダルが履かされていた。指サックには爪が象られており、これは現在までに見つかった中で最も精巧なものである。また、各々の指にはラピスラズリやその他の貴石を嵌め込んだ金の指輪をしていた[5]。」

「プスセンネス1世 (Psusennes I 、在位:前1039 - 前991年頃)は古代エジプト第21王朝の第3代ファラオ。プスセンネスは後代の歴史家による古代ギリシャ語表記で、古代エジプト語本来の名前は「テーベに現れし星」を意味するパセバカエンニウト1世(Pasebakhaenniut)という。 即位名はアアケペルラー・セテプエンアメン。意味は「偉大なるはラーの形にして、アメンに選ばれし者」[1]。 ツタンカーメンと並ぶ黄金マスクのファラオとして知られる。」

珍しい横からの写真が掲載されています。あれ? 後ろ、頭巾の後方がないなあ。ツタンカーメンのほうが、丁寧だな。
ついでに、やっぱりハゲタカの頭飾りはないみたい?


新華社通信より引用

無名すぎてわからんんwww とほほ。orz

おお、銀の棺の映像ありました。英語ですが、こちら。
いやあ、なぜ黄金じゃなくて、銀にしたのかわかりませんが、作りはきれいです。めでたい。


眼や眉以外は金のままなので、ツタンカーメンほど工夫はされていません。
でもまあ、首飾りの模様はきれいです。つけ髭も立派ですね。
(しかし、なんでこの変なつけ髭するんじゃwww みつあみっぽいしーwww)

3つめ。これはまあ、今までぜんぜん日本に来ていなかったのですが、2015年に来たようです。アメンエムオペト王

うーん、申し訳ない。3つめが話題にならなかった理由がわかりますね。
なんか、ぜんぜんきっと当人にも似てないし、作りも悪そうなかんじです。
1枚の黄金を叩いて、顔を作ったようです。それはすごい職人芸です。
検索しても、王様としての業績とか、わからん(苦笑)。


3つ並べてもらうと、違いがわかりますなあ。
あれ? 頭の飾りが、蛇+禿鷹の2つなのって、ツタンカーメンだけなんだ。プスセンネスって80歳だったのに、蛇しかないぞ。3つ目は何もないぞ。平らなままだなあ。取れたのかな???


いやまあ、古代エジプトって時代が長いから、領土が取ったり取られたりしてましてね、上エジプトと下エジプトとあるのですが、片方しか領土にできなかったファラオもいるんですなあ。

ああー。まあ、よくわからんが、こんなに長くても、3つしか残されてないのって、きついなあ。きっと他の王様も黄金のマスク、あったんだろうに、盗掘されてきっと溶鉱炉行きで、金の延べ棒になっていたりして。
ああ、恐ろしい。


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