戦極の19章はやっぱり最先端のMCバトルイベントだった
年に1回開催されるいわゆる「チャンピオンシップ」的大会(KOKやUMB)を除けば、間違いなく日本最大のMCバトルイベントであろう「戦極MC BATTLE」。
今回は19章を観戦してきたので、いつものとおり「バトル以外の部分」の感想を書いていこうと思います。
◆「川崎」というまちの雰囲気◆
会場「クラブチッタ」がある川崎駅近く。なんか「怖いまち」のイメージが付きがちの川崎ですが、駅周辺はとても平和でした。むしろファミリー向けの空気が流れていました。
会場とは逆口の「ラゾーナ川崎」は1日中時間がつぶせるショッピングモールなので、朝から行ってもオープンまでヒマしなさそうです。
この日はチッタ近くのラーメン屋入りました。会場の地域を楽しむのもヒップホップです(多分)。逆にいうと、デカい大会やかっこいいプレイヤーが地元に来るときは、地元民が地元をゴリ押しする姿にヒップホップを覚えます。
◆このたびも2階席は「買い」◆
毎回の報告で恐縮なのですが、トイレが近い狂人はステージ前を陣取ってもすぐにトイレに行かなければならなくなります。楽しくなってお酒なんか飲んでたらなおさら。
これだけの盛り上がりを視覚で実感できるということを含め、やや値の張る2階席チケットですが、総合的な評価は買いだと思います。
帰り道、「疲れたからカフェで休む」「歩きたくないから最寄り駅からタクシーに乗る」などの贅沢に逃げるくらいなら、最初から座る方がおススメ。
◆「演出」って大事だよなあという話◆
シークレットのオープニングアクトはUZIさん。いろいろあって地上波であの声聞けないのが残念ですが、戦極ではナレーションでおなじみ。
オープニングに持ってきた理由は、ルール説明を兼ねて会場を盛り上げるためでしょう。最高の人を最高のタイミングで起用した感じがしますね。
戦極はタイムスケジュールの組み方が絶妙で、毎回勉強させられています。大箱だからというのもあると思いますが、基本的にはトイレ以外で席を外さなくていい工夫がされていますね。
◆30秒2本勝負のアカペラ!?◆
今回は変則的な3VS3のチーム戦。大将は勝利ポイントが高く設定されており、大将のみが勝った場合には延長ラウンドが設けられていました。
この延長ラウンドで、「30分2本のアカペラ」ルールも採用されており、無音MC BATTLE主催者狂人はひとりでテンションがめっちゃ上がっていました。それが決勝戦で採用されたということも相まって、普段観戦時にはあまり飲まない酒も進みます。
という感想はさておき…MCバトルもそろそろ過渡期に入っていて、単なる対戦カードだけでは先がないなと感じています。
そこらへん、MCバトルの最先端をいく戦極は手を打つのが早いなと、勉強させられました。
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