苦しいだけなら捨てちまえ
捨てちまえ
とうに吹っ切れたはずの
過去がしがみついてくる
なかなか認めたくもないが
それを許したのは俺か
捨てちまえ
希望を託してばかりの
明日は永久凍土の下
ポールシフトを待ち侘びて
愛したことさえ方便に
捨てちまえ
植え付けられた答えなど
欲しがる衆生の千の手に
長きこの世の白日夢
別れを惜しむ建前よ
捨てちまえ
要らないさ
初めから
俺の手になど
何も無い
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール