欺き野郎
欺き野郎は成りすまし
善人賢人人徳者
思い込んだら限りなく
モノホン仕立てでやって来る
安心立命お約束
疑う余地など埋立地
ユメノシマよとバカンスへ
誘う海辺のマスコット
我らは間抜けなお人好し
無知が自慢の好奇心
欲を隠して欲育て
甘い話にゃノーガード
最初は当然良い塩梅
お陰で益々ぬめり込む
進んだ分だけどっぷりと
思考の泉も柵の中
気付いた所で他人のせい
罪人探して這いずれば
同じ仲間と鉢合わせ
割れた鏡が突き刺さる
自ら選んだ自由だと
思い至るも口惜しい
変わらぬものなどないと言う
最後の審判自己採点
やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール