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ざんざんざんざん

ざんざん
ざんざん

朝なのに暗い部屋
誰か目覚めたかしら

音が音たちを
連れて来るから
互いに重なっては
抱き合いながら
どこからが私で
どこまでがあなたで
わからなくなったら
きっと本当でしょう

感じていられることを
見つめているだけで
そっと笑えたなら
嘘だって無くせるように
私とあなたが
私とあなたに
伝えられたなら
きっと愛せるでしょう

誰も目覚めていない
雨なのに静かな部屋

ざんざん
ざんざん


やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール