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見飽きたかい

そんなに色んなこと
知っているわけじゃない
だけど何故だか
知っているつもりで
生きている振りなんてして
上手く誤魔化せたなら
安心と後悔が混ざり込んで来る

本当は素直になって
赤ん坊のように
きらきらした瞳で
凡ゆるものを新しく
感じ直してみれたなら
怯えや不安なんてものも
まるで居場所を失ってしまうかな

擦り切れそうな足の裏を
覗き込んでやろうと
転げるくらいに屈んだら
見飽きたかと問うた景色も
ずいぶん変わったりもする
ちっぽけな当たり前なんだけど
可愛い驚きの一つから始めてみよう

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール