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北村匡平/自己紹介

映画研究者/批評家として活動している北村匡平(きたむら きょうへい)といいます。現在は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院に所属し、大学教員をやっています。以下、簡単なプロフィールです。


Profile

北村匡平(Kyohhei Kitamura)

1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論、歴史社会学。『スター女優の文化社会学——戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞。単著に『椎名林檎論——乱調の音楽』(文藝春秋)、『24フレームの映画学——映像表現を解体する』(晃洋書房)、『アクター・ジェンダー・イメージズ——転覆の身振り』(青土社)、共編著に『川島雄三は二度生まれる』(水声社)、『リメイク映画の創造力』(水声社)、共著に『彼女たちのまなざし——日本映画の女性作家』(フィルムアート社)、翻訳書にポール・アンドラ『黒澤明の羅生門——フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社)などがある。

Works

これまでに書いた主な本を紹介します。

【単著】『スター女優の文化社会学——戦後日本が欲望した聖女と魔女』
(作品社、2017年)2刷

【単著】『美と破壊の女優 京マチ子』
(筑摩書房、2019年)2刷

【単著】『24フレームの映画学——映像表現を解体する』
(晃洋書房、2021年)3刷

【単著】『アクター・ジェンダー・イメージズ——転覆の身振り』
(青土社、2021年)

【単著】北村匡平『椎名林檎論——乱調の音楽』
(文藝春秋、2022年)2刷

【共編著】『リメイク映画の創造力』
(水声社、2017年)

【共編著】『川島雄三は二度生まれる』
(水声社、2017年)

【共著】『彼女たちのまなざし——日本映画の女性作家』
(フィルムアート社、2023年)

【翻訳書】『黒澤明の羅生門——フィルムに籠めた告白と鎮魂』
(新潮社、2019年)

他にも学会誌の査読論文やアンソロジーの分担執筆、雑誌や新聞の批評やエッセイなどを寄稿し、幅広く執筆活動をしていますが、講演やテレビ・ラジオの出演も行っています。また、公園遊具/幼稚園のフィールドワークも実施しています。詳しい業績は、Researchmapをご覧ください。

【連載】
『文學界』「椎名林檎論——乱調の音楽」2021年3月〜2022年4月(全14回)
*同名タイトルで文藝春秋より書籍化されました。

『日本経済新聞』夕刊「プロムナード」2023年1月〜6月(全23回)

『週刊文春』「黄金の日本映画」2020年7月2日号〜(継続中)

noteで書くこと

日々のことや仕事については主にTwitter / Instagram / Threads / Facebookで発信しています。これほど発信するツールがあるにもかかわらず、なぜ、いまさらnoteなのか。僕はXのアカウントは上記の公式を含めて4つ使っており、Instagramも2つ、Facebookも一応使っています。2000年代はmixiもやっていてブログも書いていた。けれども2010年代にソーシャルメディア時代になってから、ブログのような分量のものを書かなくなりました。アプリで日記もつけているのですが、ちょっと思うところがあって、(ブログでもよかったのですが)ひっそりとnoteを使ってみます。

このnoteでは本のような完全な文章を目指して書こうと思っていません。むしろアイデア出しのような位置づけです。ブログに近いものではあるけれど、本を作ることにつながるような「思考の整理の場」という感じに今のところは思っています。そのためには、どんどんアイデアがTLを流れていくようなメディアではダメで、Xなどに比べて拡散性が低いものである必要があり、とはいえ、誰の目にも触れないようなPCに入っている執筆ツールでもうまくいかない(これができればこんなことはしていない)。ブログがちょうどいいかなとも思ったのですが、noteの仕様が僕の目的にもっともあっているため、いまさらながら選択することになりました。

とはいえ、普段から細々とした仕事の締切に追われているのに、noteを始めたことで余計に首を絞めては意味がない。ということで、定期的に更新する文章は書く気はなく、ゆるく書き溜めていこうと思っています。いくつも並行して進めている本の原稿があり、すでに企画が通っていてこれから書かなければならない原稿もあり、さらに版元が未定だがアイデアはかたまっていて、いずれ書籍化を予定している原稿もある(これまで書いたものも溜まってきたので本にまとめたい)。それ以外に本の企画につながるかもしれないネタも書いていけたらいいな、と。本の原稿の執筆には普段、WorkflowyやScrivenerを使いながら、egword universal 2で執筆するという方法を採っているのですが、noteも併用できないかなと思ったのです。

というわけで、嫌になったらいつでもやめるくらいの気持ちで始めることにします。もちろん、本に結びつくものを整理して書いていくという目的のみではなく、単なる日々の思いつきなどの日記的なものも書く予定。あと日々読んでいる本の簡単な書評も書けたらいいなぁと。それから日々大変なことといえば大学での教育と家庭での育児ですね。これらに関しては書きたいことは山ほどあります。とにかく書くことが惰性化しているような時があり、書く喜びを失ってしまったのだろうかと不安になることすらたまにあるので、純粋に書くことの楽しさを取り戻せたらいいなとも目論んでいるわけです。インターネットの片隅に、ひっそりと存在している。そんな心地よい空間で生存することを目指して書いてゆきたいと思います。

出版予定の本

【執筆中/予定の本】*順不同/すべて仮題
『日本映画史』(単著)
『旅の哲学』(単著)
『現代アニメーション論』(単著)
『有名性の社会学』(単著)
『某映画作家論集』(共編著)

【書籍化を目指している本】(出版社未定)
『映画批評集』(単著)
『エッセイ集』(単著)
『遊具の研究』(単著)
『ドキュメンタリー映画論集』(共編著)

2024年1月
北村匡平


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