見出し画像

ロックダウンの前に

感染力が強いデルタ株の猛威で全国の感染者が10,000人を超え続けている。国立感染症研究所によると関東圏ではデルタ株への置き換わりが90%超、大阪、京都、兵庫は80%超まで上がってきており近いうちにほぼ全てのコロナがデルタ株に置き換わりそうな状況。

日本だけではなく世界中がそうなっていて、ワクチン接種が進んでいる国でも感染拡大してしまっており、マスク着用を再度義務化するなどの動きがある。このデルタ株というのは相当に感染力が強いらしく、自分自身が感染しないように身を引き締めている(お盆で連休とってるけどほとんど家の中w)。重症化して苦しい思いをしたくないし、なにより後遺症が怖い。。

そういった状況下で緊急事態宣言やまん防が8月末までの期間で東京、大阪、沖縄などに発令されている。それでも感染者数が減ってこないということで、ロックダウンの法制化について検討すべきだ、導入すべきだ、という声が高まってきているらしい。

物事を決めるのに何かと時間のかかる日本なので、今のうちから検討するのは必要なことだと思う。COVID19の次が来た時にスムーズに対応できるように。でも、ロックダウンの効果については各国にたくさんサンプルがあるのでしっかりと調査してほしい。ロックダウンしている国も結局コロナの感染を一時的に抑えるだけで、解除したらまた感染拡大しているので、緊急事態宣言と効果は一緒じゃないのかと思ってしまう。やるならニュージーランドみたいに国境を封鎖して0になるまで徹底的に抑え込む必要があるんじゃないだろうか。人口が多い日本じゃそんなこと不可能な気もするけど。

それと、ロックダウンで私権を制限できるなら、医療機関への強制措置もとれるようにしてほしい。コロナ騒ぎで実感したことの一つで、政治家は医師会に弱いということ。立場の弱い飲食店には時短要請を平気で繰り返すくせに、医師会に対してはまったく何も言えてないと感じる。病床の利用率を下げることが重要なのは間違いないこと。緊急事態宣言で分子の数を減らそうとするのもわかるけど、分母の数を増やす努力が見えないから、我慢するのがだんだんと馬鹿らしくなってくる。病院内の感染症対策が大変なのはわかるけど、あれやこれや理由をつけてコロナ患者を受け入れようとしない医師会に、「緊急事態宣言を全国に」なんて言われる筋合いはない。緊急事態宣言で飲食店などの経営者や従業員どれだけの被害を受けているのか苦しんでいるのかわかっているくせに、高所得で資産もしっかり持っている医師がたいした努力もせず医師会を通じた政治力を駆使して緊急事態宣言を要請するとか、どうかしてるぜ。※ここでの「医師」は全体的なことで、寝る間を惜しんで活動している開業医の方がいることも理解している。

医師会の力を見せつけられて忸怩たる思いをしている議員もいるはずだ。ぜひともそういった方々にはロックダウンを議論する際に、医療機関への強制措置をとれるように切り込んでいってもらいたい。そして、個人でできるのはそういった方に投票することで応援することだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?