見出し画像

1月は行く

 「、2月は逃げる。。。」と昔から言われているやつですが、早いもので1月も終わろうとしています。再び緊急事態宣言が発出されて、特別対応でなんちゃって白タクドライバー(※料金の収受は行っておりません。念のため)をやっていたりするうちに、あっという間に月末になりました。

今月はmiroomがまた進化した!

 今月も、サービスの新しい機能やキャンペーンについて日々侃侃諤諤しながらやってきました。小さいものから大きいものまで、日々大量の try & error のサイクル。明確に、流入増につながっている感触のあるものもありつつ、それを支えるインフラの整備やマンパワーの確保が常に課題になって、細かい取りこぼしが発生してしまう。CSをやっているので、「キャンペーンの商品は、無料体験期間の間に届かないのですか?」というような、至極真っ当なお声を頂戴するときにハッとさせられる思いがします。当たり前を当たり前にきちっと回せる、ということが、実は(その名の通り「当たり前」だけど)めちゃめちゃ重要なのです。ホテルの現場で働いていたときも、そこを突き詰める仕事だったな。
 確実にいい傾向だと思えるのは、ご利用になるお客様、そしてレッスンを提供してくださる先生双方とのコミュニケーション、汲み取れる情報が質・量ともに増えていること。いずれのステークホルダー向けにもアプリを配信開始でき、その意図した方向に動いて行っている感覚が非常にうれしい。ご無沙汰してしまっていた先生ともお話できる機会がぽつらぽつらと出てきたのが、最近なかった”タネ”です。それを思うと、我々はいつも使う側の目線で、実装する人の大変さも(あんまり)顧みずにやいのやいのと言っていますが、叶えてくれるエンジニアチームの皆さんに感謝です!

じゃらん vs 一休 とclubhouse

 急に何よ、という感じですが、巷で話題をかっさらっているclubhouse。恥ずかしながら「FOMO」(え?ドコモの携帯??)っていうワードを初めて聞いた僕ごときが何かをいうのもはばかられますが、バズるっていうのはこういうことなんだ、というのをまざまざと見せつけられ、感嘆せざるを得ません。
 それで、clubhouseのアプリを開いてみると、多くの方が論じているように「引き算」がすごくて、めちゃめちゃシンプルで、イケてる感じをムンムンに漂わせてくる。アイコンの丸が正円ではなく何とやらという形なんだ、というのをウチのCEOが言っていたので、「何言ってんの、新しくもなんともない。ごきげんようのサイコロの形じゃん」と言い返してやりましたが、とはいえすごくsophisticatedでデザインしつくされているように思える。
 普段の自分たちの仕事のベクトルを考えると、割と「足し算」的な話が多いような気がして、このあたりはそもそもイデオロギー的なもので、注意しておかないと気づいたらゴテゴテのものが出来上がりかねないな、というのを気持ちを新たにさせられました。
 ただ、ですよ。なんぼなんでも、いささかカッコつけが過ぎませんか。あれを見て、「どう使えば、何をしたらいいか分からない」という人は間違いなく一定数いるに違いないと思うんです。それで、ようやく見出しに出した、じゃらんと一休の話です。僕は圧倒的に一休派で、楽天やじゃらんなんて、UIが汚すぎていっそ使う気がしない、と思っていました。ただ、いつもホテルさんからもらうOTAのチャネル別実績を見ると、じゃらんの方が勝っていたりする。使う人の気が知れない、と感じるものを使っている人がたくさんいる(何ならそっちの方がマジョリティ)。
 条件を指定したり、網羅的に検索できるような、「真面目」なシステムって、日本人、中でもある程度より上のご年代の方には、安心感を与えるのか、「ちゃんとしてる」感じがあるからなのか、ウケるんでしょう。clubhouse的だと「やりすぎ」で、じゃらんや楽天的な性格が一概に否定される話でもないな、というのは、特にmiroomのお客様の属性を踏まえると、頭の片隅には入れておきたい要素です。自分たちだけで話していると、いささか行き過ぎる懸念もあるかも、と思いました。バランスって難しいですね。

今までになかった発見

 最近起きていることをパラパラと書き繕っていますが、ふとこの前気づいたことが一つあるので、それを書き残しておこうと思います。社会人になる前も、社会人になってから前職の会社にいた期間を含め、これまで自分自身があまり depressed な気持ちを感じることってなくて、いつも能天気にニコニコしている人間だと思っていました。ただ、最近つぶさに数字をウォッチして朝会で議論するなどするようになったからか、to be と as is のギャップに目がいったり(それ自体は、いって然るべきですが)、金曜日になったらあれもこれも中途半端にしかできていないことに気づいたりで、自分のベースがネガティブな思考に支配されつつあると感じた瞬間がありました。深刻度でいけば、全然大したことないんだと思いますが、これまでの自分と相対的に比較して、そう感じることすら記憶の限りではなかったので、結構自分としてはびっくりしたな、と。心に変調をきたすのって、これの延長線上にあるのか、と、今まで感じたことすらなかったその片鱗が理解できたように思いました。そして、自らの特性とかそういうことはどうでもよくて、あぁ単純に今まで大した負荷をかけてこなかったんだな、という感覚も、同時にありました。
 危機感と肯定感をバランスさせていかないと元も子もないので、できていないこと、マイナスの赤い数字ばかりを目にしているとやっぱりよくなくて、とはいえできていること、プラスの評価なども、意識して目・耳に入れていく必要があるな、と思います。根本的に楽しいと思える部分がなくなっちゃったら、意味ないですよね。先生方も、ご自身のその得意な分野を、好き/楽しい、と思ってとことん極めていらっしゃるわけで、同じ感覚をもって、僕らも仕事に当たらないと、シンクロしていかないですよね、きっと!

 コロナ・冬の陣はもう少し長引きそうですが、止めないといけないことは止めつつ、やるべきことには臆さず果敢に、来月もチャレンジしていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?