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エクソソーム⑤

細胞から分泌されるエクソソームは分泌元の細胞の特徴を反映しているのに加えて、体液中に存在していることから、病気の診断に使えるのではないかと注目を集めている。
体液中のがん細胞やその由来成分による診断はリキッドバイオプシー(Liquid Biopsy)と呼ばれ、エクソソームも診断マーカーとして期待されている。
例を挙げると、国内では国立がん研究センターが血中のCD147/CD9陽性エクソソームによる大腸がんの早期診断法を開発したとの報告がなされている。
海外ではExosome Diagnostics社が、エクソソーム中のRNAを利用した体液診断法の開発を進めている。
このように国内外の様々な研究機関、企業がエクソソームを利用した病気の診断法の開発に取り組んでいるのである。

「リキッドバイオプシー」について
がん患者の血中には、がん細胞、がん細胞から分泌される可溶性分子、エクソソームなどが存在している。
体液中を循環しているこれらを検出することで病気を診断するというのが「リキッドバイオプシー」である。

その一方で、エクソソームが内包する物質を安定的に輸送するという細胞間情報伝達ツールとしての機能に着目し、治療標的細胞への薬剤の輸送(ドラックデリバリーシステム)への利用にも注目が集まっている。
実際にがんに対する薬剤や核酸を封入させたエクソソームを投与することにより、がんが縮小することなどが動物実験で示されている。
※以上、老化機構研究チームのHPより

エクソソームは分泌元の細胞の情報を反映している
そして細胞間情報伝達機能を持っている
その特性を生かして
診断、治療まで様々な分野への応用ができるのである
悪者だと思っていたが
利用する裏技があったとは…
研究は果てしなく続く

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#エクソソーム #リキッドバイオプシー #細胞間情報伝達ツール

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