たべっ子動物タワーバトルTime

七月十二日。

拝啓

前半は特に何も無い一日だった。

強いて言えば、森見登美彦の『新釈走れメロス』を読み切った。

残していたのは『桜の森の満開の下』と『百物語』の2つだったが、勉強不足ゆえ個人的には少し難解であった。

元の作品を読んでいないのが難しく感じた理由だと考えているため、近いうちにそれぞれ原典を読んだ後再度読み返すつもりである。

明日から大学院試験前のお休みをいただくため、本日の午後が公的に研究室に居る最後の時間となった。

昨日からやらうと決めていた実験を手早く終わらせた。満足であった。

その後、以前京都にお住いだったらしい研究員の方の邪魔をして(京都でおすすめの場所を聞いて)、居室に戻った。

戻ったら同期が「たべっ子どうぶつTime」という○ム○ムのようなゲームをして盛り上がっていた。

過去ツ○ツ○は経験があったので、アプリを入れてちょろっと遊んだが、大方のゲーム性は知っての通りで楽しかった。キャラも可愛い。

そんなこんなで大学のとある機関との打ち合わせがあり、院生向けのプログラムで講演をすることになった(なぜ)。

自分が過去に積み上げた多動の賜物である。このようなご縁をいただけたことに感謝し、精力を尽くしたい。そして学内の面白い方と仲良くなりたい。

明日はいよいよ京都に向けて出発である。約束の地、京都。高鳴る鼓動を抑えて早く寝よう。それでは皆さまごきげんよう。

敬具

ねこのように穏やかな（あなた）様

ひよっこな私