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20世紀号に乗って ~Act1~

シアターオーブ初日 1階上手2列

結局ずっと列車に乗ってる話なんだろうなということ以外予備知識なしで凸ってしまった笑
会場入って舞台ちっっっか(笑)と思ってたらバミリが24もあってシンプルにそれ覚えられる役者すごすぎてビビってた、私は13年ダンスしておきながら.5刻み左右4とかまでのバミリすら覚えられません、
なんていう前話はどうでも良くて本題!!!

先に全体感から二つ書きたいことがあって、一つ目は曲の音域、二つ目はシアターオーブについて。
まず一つ目。今回何よりも劇中常に思っていたのが、オスカーのパートが全体的に音域が低いこと。最初から大物の役だったからこそというのもあると思うけど、大体の曲が増田にとって1番歌いやすい音域より少し下って感じだったよね。だから声の大きさよりもとにかく音程を大事に歌っている感じが印象的だった。
ハウトゥーを2年連続観劇して、普段増田貴久の歌をライブで聴きなれているヲタクからすると、高音で張るパートを欲してしまうところもあるけど、今回が今までで1番ミュージカル俳優の歌声っていう感じがした。ハウトゥーももちろんその前のミュージカルも大好きで最高だったから成長したっていう言葉を使うのには違和感があるんだけど、よりミュージカルらしい歌声に進化しているなと思った。
ミュージカルってやっぱりセリフに音程がつくような感じだから、いかに話すように語りかけるように歌えるかってところがきっと大事なんだと思うけど、今回その話すような歌×音程がミュージカル的なバランスとしては今までで1番良かったんじゃないかなと思った。またまた増田貴久の歌の可能性が広がっちゃったね本当に無限ですごい。
そして二つ目。これは別に今回に限ったことじゃないけど、シアターオーブはやっぱりすごい笑 セットを大胆に変えられるからこその派手な演出が本格的なミュージカルを感じさせるよね。1000キャパくらいだと、メインセットは変えずにちょっとだけアレンジしながらシーンの違い出すことが多くて、それもそれで同じセットなのに違うシーンに見えるのすごいけど、やっぱセットを総替えできる規模のミュージカルは見応えがすごい。あとこんなの当たり前の話だとは思うんだけど、音響のズレがないのも気持ちよかった。2列目にいると基本的に上手にいるキャストの声はマイク通すよりも直接生の方が聞こえるんだけど、横からくるスピーカーの音も全くずれなくて、当たり前のことに感動しちゃった笑 ライブだと目の前来た時の生の声の0.5秒後にマイクから聞こえてくるの邪魔に感じてたからだろうけど笑

OVERTURE / オーバーチュア

勢いよく出てきたオスカー、あの壁ごと倒れるかっていう勢いで初っ端からヒヤッとした笑 今回はオスカーの歌は序盤では一旦お預けだったね。
→これ近くで見たからこそめっちゃ揺れてるのがわかったみたい笑 

TO STARANDEO / 置き去りにされて

SADDLE UP THE HORSE / 20世紀号に乗って

最初からほぼフルキャストで歌聞けたの華やかに始まってめっちゃよかった。
舞台初日って私は基本的に中列のセンブロに入りたいから、2列なんて前すぎるところ引いてしまって正直この席入るかは迷ってて、結果的にこの席入ってよかったなとはもちろん思ってるんだけど、序盤シーンでオスカーが箱に入ったあと後ろから出て行ってそのあと違う二人が入っていくところも全部見えちゃってたんだけど多分あれって、初日ならえ!あの中に入ったのに気づいたら違うとこに、、!っていうプチ驚きを 味わうべきなんだろうなと笑 まあそのくらいだから今回は全然2列入れてよかったことが圧倒的だけど笑

あと最初馬ではけて行ってまた後ろの幕から馬のまま出てきたけど、あれってほぼフルキャスト舞台に出てたから4本足になった馬の前足はオスカーだよね??(笑)これは誰かに聞きたかった(笑)

あと、オスカーが電車の外側にくっついてるシーンで、アメリカの大衆文化の時代をすごく感じた笑 特に劇中に言及がなかったから1920年代の恐慌前かと思ったら、恐慌後の回復してきた時代の話だったのね、オスカーが以前成功していたのは恐慌よりも前だったのかな?映画と舞台の違いの話が軽く出た時に、映画を批判してたエドモン思い出してた、エドモンの30年後くらいだねオスカー。

I RISE AGAIN / また立ち上がる

OSCAR JAFFEE/LILY GARLAND / オスカー・ジェフィとリリー・ガーランド

INDIAN MAIDEN'S LAMENT / インディアンの乙女の嘆き


ここに関してはひたすらにオスカーの表情見てたけど、何よりも「さようなら」「ふぅん」のあたりの突き放して人を誘き寄せるオスカーの手法表情含めてめちゃめちゃ好きでした、
これくらいの時にオスカーの腕時計が10:15を指してた(多分)

VERONIQUE / ヴェロニク

これ1幕の一番のお気に入り!!
パリの色に染まってて衣装とかもめっちゃ可愛かった!雰囲気シマリスに似てるなあと思いながら見てた、エッフェル塔があえて低クオリティな感じとかあくまで妄想世界で華やかに盛り上がる世界観が結構好き、兵隊の衣装も中々に可愛かった笑
曲も「ヴェロニク」を連発するから頭にすごく残るしこの先もこのシーンは色々新しい発見見つけたくなっちゃう所だな、
というか、私はそんなに本場のミュージカルとか詳しくないからあれなんだけど、トニー賞を受賞するような作品のミュージカル曲ってすっごくキャッチーだよね。

I HAVE WRITTEN A PLAY-CONDUCTOR / 芝居を書いた 車掌

あとで出てくる医者が芝居書いて持ってくるシーンもだけど、オスカーの突き返し方が面白かったな笑

TOGETHER / 一緒に

NEVER / 死んだ方がマシ

OUR PRIVATE WORLD / 二人だけの世界

ここの表情柔らかくて好きだった、音程が低いのは相変わらずだけど男女1:1の曲ってすごく魅力的

REPENT / 悔い改めよ

戸田恵子ほんっっっっっっっっとうにすごい。ベテランにすごいとかいうなよっていう感じだけど、やっぱりあれだけの長さのシーンをたった一人で会場湧かせられるのは経験値の違いが出てた。芝居に余裕がある感じ、あれ普通の役者だったら後半の慣れてきた頃にああやって自由に演技ができてくるイメージだけど、戸田さんはやっぱり演技の自然さが圧倒的だった。
この役戸田さんにしかできないだろ、、、!と思ったのと同時に、ハウトゥーの時社長秘書役の方が突然出れなくなって急遽代役で出られた方の時の公演ものすごく感動したことを思い出してた(全然関係ない話だけどマジであれは凄すぎたあの会場の湧き方忘れられない)

INTRO TO MINE / 君だけのものだ イントロ

男性2人の曲ってめっちゃかっこいいよな〜!!となる曲、一発目のオスカーの声がめっちゃ低くて初日の時はほんとにオスカーの声か疑うくらいだったけど、あの男性同士の音程低いデュエットめちゃ良い、
あの時にもしかしたら舞台袖にもモニターある??と思いながら見てた、完全に指揮者見ずに合わせてたから上下それぞれにモニターあるのかな、それだったら合点行くところが何ヶ所かあるかも

I'VE IT GOT ALL / 全てを手に入れた

END OF ACT 1 / 一幕の終わり


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