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雀魂・玉の間との向き合い方

今回は、自分が玉の間で段位戦を打って行くに当たって、どういう風に考えて日々取り組んでいるのかを、自分の忘備録としても残すために、書き起こしてみることにした。

雀聖坂としての玉の間

雀魂は、四人打ちの王座の間のPt配分がかなり渋いため、雀聖はほぼ皆、玉の間で打つことになる。王座の間のみで魂天を目指すのは、天鳳の10段坂並みの配分となるそうなので、到底割に合わない。
なので、自分も玉の間で打っている。

しかし、玉の間で打てば楽チンなのかというと、別にそういうわけでもない。というのも、玉の間では普通に打てばまぁ全然勝てるのだが、雀聖、特に雀聖3などは特にそうで、玉の間で『圧勝』することが必要になってくる。
どのくらい『圧勝』が必要かというと、例えばこのくらいである。

例えばこのくらい

実際は、これだと圧勝過ぎるのだが、このくらいの成績を300戦くらいは続けないと聖3坂は登り切れない。それだけ、急だし長い坂になる。
(自分はまだ雀聖2だが、聖3になるまでにまだまだかかりそうな感じである。)
なぜそんな『圧勝』が必要になってくるかというと、ラスがほぼトップ2回分に相当するからである。これは相当キツイ。
麻雀のような運が多分にからむゲームで『圧勝』って。
そんなポイント配分で『圧勝』しろと言われたら、やっぱり『ラスを減らすしかない』となると思う。それがラス回避麻雀と言われるゆえんだろう。
しかし、実際に魂天になっている人達のラス率も実に幅がある。
15%くらいの人もいれば、20%近くの人もいる。
そういった中で、自分はどのような形で玉の間と向き合っていくのか?

自分のスタンスと目標

自分の打ち方的に、「ある程度ラスっても、トップをとって取り返す」というのは無理とあきらめている。打ち方もそうだが、そもそも日々の生活がある中で、ラスを引いた時のイライラが生活に与える影響を考えると、極力ラスの回数を減らした形で向き合っていくのが良いと考えている。
なのでラスをかなり減らすことを意識するのだが、ラス回避麻雀でそれは当たり前なので、具体的には『雀魂牌譜屋の4位率ランキング(600戦)に載る』というのを目標にしている。
この目標は今のところは維持できていて、何とか今後も維持していきたい。

4位率ランキング 現在77位 81位に渋川さんが居るw

本来こういったランキングを意識しすぎるのは、あんまり良くないと言われそうだし、その通りだと思うが、そもそも雀魂はゲームだし、普通に頑張って量産型魂天になったって面白く無いので、自分なりのゲーム性を追加してやっていった方がやりがいが上がってSDGsだと思っている。
因みに、このランキング(4位率)に載っている打ち手はほぼ魂天か雀聖3なので、ここを維持していれば、まぁ大丈夫だろうとも思っている。
ついでになるが、ランキングだと、他にも銃点損失でも載っている。

銃点損失ランキング 現在88位

これはこれでせっかくなので維持・向上に努めたい。
こんな感じで、最終的に玉の間で何かしら特徴的な成績を残せたらいいなと思って打っている。

というのも、そもそも仮に無事に魂天になれたとして、王座の間で打つとなった場合は、玉の間とは違う打ち方になるからというのが大きい。
なので、『どうせ玉の間で打つ間だけの打ち方なら、こだわってみようかな』という感じ。

玉の間のレベル

前項で玉の間とは違う打ち方になるからと書いたが、それは玉の間と王座の間のレベル差が関係している。
自分は王座の間ではあまり打っていないので、予測でしかないが、魂天と雀聖が混じっているという点で、天鳳の鳳凰卓よりちょっと劣るくらいかなと考えている。(最近の王座は野生の天鳳位が多いので、遭遇すると地獄レベルになりそうだが)
雀豪1がかなりの確率で混じってくる玉の間とは、雲泥の差があると考えている。そもそも、雀聖3があのPt配分で魂天になれるということ自体が、『圧勝可能』ということを意味していて、それはつまり雀聖3と雀豪のレベル差が半端なものではないということを意味している。
要するに、玉の間よりも圧倒的に王座の間はレベルが高いのである。
したがって、玉の間で通用しても王座の間で通用するとは限らないともいえる。
なので、玉の間には玉の間に合った打ち方があるだろうということになる。
もちろん、一部バケモノじみた実力者は、そんな差など気にもせずにあっという間に聖3坂を駆けあがっていく。渋川さんとかね。そういう人はバケモノなので、例外。自分は凡人なので。

その先(王座の間)を見据えた向き合い方

玉の間に合った打ち方と言っても、唯一解があるわけではないと思っていて、圧倒的な火力で押し切る型も、バランス型も、ガチガチの守備型もつきつめてやれれば、どれもマッチできるとは思う。
ただ、それで仮に魂天になった時に、では王座の間でどうしますか?ということも少し考えておいた方がいいだろうなと思う。

まず、王座の間で打つとスタッツとしてほぼすべての人が、玉の間でのスタッツと比較して『アガリ率が下がり、放銃率が上がる』と思う。
特にどちらかというと、アガり率の低下の方が大きいように感じる。
王座の間の和了率ランキング1000戦を見てみると、よくてせいぜい22%強くらいになりそう。(良くて!)

王座の間 和了率1000戦ランキング

また、色んな魂天のデータを眺めてみると、玉の間と王座の間のスタッツの差が、アガり率が-1~3%で、放銃率が+1~1.5%くらいなイメージ。(正確なデータではない!)

これは何を意味しているかというと、例えば、玉の間で和了率25%、放銃率14%の人が居たとする。これでガンガントップを取って魂天になったとして、この打ち方で王座の間で打つと、おそらくは和了率22%の放銃率15%くらいのスタッツになり、間違いなくぼろ負けすることになるだろう。
なので、玉の間ではアガり率を上げることよりも、放銃率を10%程度に抑えておくことがとても重要だと思う。そうしておけば、王座の間で放銃率11%程度に増えても、和了率が21%くらい出せれば戦っていけると思う。
なので、自分はとにかく放銃をしないようにする形で玉の間を凌いでいこうと思っている。
特に意識しているのが、鳴きに対するケアで、正直玉の間だといクソ鳴きも多いので、鳴きケアをもっと緩めても大丈夫なのだが、王座の間での守備面は、鳴き仕掛けに対してで大きく差が出てくると予想している。実際鳳凰卓も相当に鳴き仕掛けが多い。半荘で満貫が出ないなんてことも結構普通にあるくらい皆鳴く。強者は皆鳴くのだ。なので、ある程度「玉の間では損」とはわかっていても、鳴きに対するケアを体にしみこませるために舐めプはせずにしっかり(麻雀として)オリるようにしている。そのせいで和了率や流局聴牌率を犠牲にしているが、止む無しという感じ。
現在が玉の間で1000戦近く打って、放銃率10%未満なので、王座でも10%代は出せると思っている。実際天鳳鳳凰卓でも10%ちょっとくらい。なので、和了率が20%ちょっと出せれば、王座の間でもある程度戦っていけると思っている。

玉の間・現状

で、「スタンスとかは分かったけど、結局今玉の間でどうなのよ?」というところだが、思ったようには進んでいないな、というのが正直なところ…。聖1までは苦もなくいけたが、聖2以降は、大きな地獄モード(一晩で8ラスとか)もあったりで結構苦しんでいる。
ちょっと想定よりもトップ率が低くなり過ぎてて、ラスは回避できてるもののポイントが全然たまっていかない。安定段位が4.17しかないから仕方ないからなぁ…、そりゃたまらない。

8月末時点での成績

ただ、その原因の分析は慎重にしないといけない。
「オリ過ぎて和了率が落ちてるから」と考えるのは簡単だが、もしそれが間違っていて打ち方を変えてしまうととんでもないことになる。麻雀の一番やってはいけない反省だ。
まず、一番重要(w)な上振れ下振れだが、今まで地獄モード(下振れ)が3回来て、上振れが2回来ている。なので地獄1回分ツイてないと考えることもできる。
あと気になるのが配牌のツキ。

平均配牌向聴

1000戦近く打っても収束していかない。単純に配牌が人よりも少し悪目ということなので、少なくともこれがもう少し下がってくるまでは様子を見た方がいいと思っている。

なので、現状は変に打ち方は変えず、上振れを待つ感じで耐えていくのがいいかなと思っているところ。
こんな感じの上振れを待ってる!

こんな感じ

あともう1点。これは単純な感想なのだが、玉の間のレベルは半年前よりも上がってきているように感じている
以前は、リーチに対してあっという間に放銃する、放銃率16~18%のゼンツ豪1と良く当たっていた気がするが、最近はかなり減った印象がある。(基本東1局中に対戦相手のスタッツは必ず確認している)
最近は良質なコンテンツが溢れているし、麻雀関連のyoutubeの伸びなどを考えても、結構皆ある程度勉強して強くなっているというのは、全然おかしな話ではない。
しかし、そうなると、これまでの雀聖3の玉の間で『圧勝』する仕組みはどんどん困難になっていくことになる。
もし自分の感覚が正しくて玉の間のレベルが上がっている場合は、今のままだと聖3にはなれても、魂天は厳しいかもしれない…、というのが最近の想像。
どうかこの感覚が外れてますよ~に!

おわりに

今月は勝ち確して打たないことにしたので、Note記事を書いてみたが、書いてみて改めて玉の間においての自分のスタンスを整理できた。
魂天にはなりたいけど、それが全ての目標ではないので、あくまで通過点の一つとして達成できるように取り組んでいければいいな。
そして、次の地獄モードが来る前に上振れが来てくれ!じゃないとメンタルが持たない!

ということで、ではまた。

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