有王も旅の途中で盗賊に身包みはがれたりしてるんですけど、この漫画では比較的小奇麗にしてます。きっと俊寛様にお目通りするために薩摩あたりで新調したのでしょう(適当なことを書く)。
一人で旅に出て帰ってこれるわけなので、「童」とは言っても高校生以上くらいではあるんでしょうね。追い剥ぎにあっても、姫君の手紙だけは死守するなんて、ほんとけなげなコです。
成親の部下も主人に会いに行ってますが、岡山に行った彼と、九州から船に乗って離島へ向かう有王との旅程の困難度が天と地ほど違うと思う。
島に渡ったはいいけど、言葉がうまく通じない…ってのが面白いですね。同じ日本でそこまで?と思うけど、都人でお屋敷の召使をしていた有王と、島で漁や猟に従事する人とでは、そもそも共有できる単語数も少ないと思われるので確かに会話は困難かも。