母親
もう1ヶ月くらい経つ。
お母さんがカナダに来てくれたから、1年と数ヶ月ぶりに会うことができた。
4日間、二人だけの時間がたっぷりあったのだけど、何もいらなかった。話さえしていれば楽しかったし、母親というか、ひとりの女性として会話をしてお互い理解が深まったというか、なんだかとっても充実していて密な時間だった。空気感だけで十分だった。
お母さんにたくさん苦労をかけてしまった時期もあった。泣かせてしまった時期もあったけれど、その頃はなんとも思わなかった。家族よりも、友だちが大切で、友だちさえいればいいと思ってた。
そしてすぐ上京して、就職して、カナダに来て、あっという間だった。ホームシックになることはあまりないけれど、年々、自分の家族のあり方がすきで、わたしはみんなのことがすきだ。と感じる。
数ヶ月前、母が病気になったと知った。
涙が止まらなくて、どうしようと思った。
それでも、母と話してみると、彼女はしなやかに生きていて、ポジティブで、変わらずの母だった。
カナダで一緒にいた時間は、ガールズトークもしたし、人生についても少し話した。ひとりの女性として、いい考え方だなぁと思える人を母に持つことができたわたしはラッキーだと思う。背中を押してくれた。母のおかげで、落ち着くことができたことも事実だ。
もっとガールズトークしたいなぁ。
こんなこと書いてたら、どんどん会いたくなるのでこれくらいにしておこう。
ただ、思った。
全ての母親に、愛を。
とにかく何が書きたかったって、本当に偉大だってことだよ、お母さん。
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