県下一周駅伝の話。

長崎県には県下一周駅伝というのがある。
その名通り長崎県下を一周する駅伝だ。
残念ながらここ何年かはコロナウイルスの影響で
中止になっていた。
今年も中止の予定だったそうだが
いろいろあって諫早の競技場で
代替の大会があったので今日行ってきた。
本来なら3日かけてあるのを
コンパクトにして競技場の円周路を使って
駅伝をするそうだ。
30過ぎても走る友達、40になった先輩、懸命に走る後輩、
先輩の小学生のお子さん、監督になっていた人もいた。
走っていない自分にはそこにいるだけでなんだか場違いのように思えた。
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まだまだ可愛らしかった高校生の頃。
強豪校でもないごく普通の高校の陸上部に所属していた自分は
都大路やインターハイを目指すようなレベルでもないし
県下一周の長崎市チームのメンバーになる!というのが
なぜか目標だった。
むしろそれしかなかったのかもしれない、知らんけど。
そのために長崎市チームの合同練習会には毎週通っていた。
田舎の南部から松山のグラウンドまでバスで行っていた。
そんな努力は報われ高校3年生の時にメンバー入りを果たす。
かと思ったらインフルになりどこかに消えた。
まだまだ諦めが悪かった武次少年は社会人になっても
毎週のように松山に通い続けた。
多分通い始めて7年後ぐらいにやっと選んでもらえた。
(今思えば監督の優しさだったと思う。)
やっと走れたの長崎路は鹿町の山道で応援の人も少ない区間だったけど
世界が広がった記憶がある。
その間にスタッフ見習いになったり、
何年か後に2回ぐらい選んでもらって走ることができた。
高校生の頃から大体10年間はそれを目標に走っていた。
ちゃんとしていた、自信があった。
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そして現在。
本格的に走らんくなって3年ぐらい。
いっぱいお酒飲んで、やさぐれてタバコ吸うようになったり
腹筋がぽよぽよになっている自分がそこにはいた。
走っている方々を見てちゃんとしようと思った。

何かの戒めのために当時の写真を貼っておこう。
先輩許してください。
明日からはちょっとだけでも運動しようと思ったそんな話。



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