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新パウルス(立ち塞がる者)の感想

スキル、アビリティ及びステータス

総 論

 新パウルスの運用方法は、①単体高火力運用、②打ボーラー運用、③虎穴陣での運用、になると思います。

①単体高火力運用

 どら鳴らし+を使った単体への攻撃です。この技は行動補正値も低くなく使いやすいと思います。
⑴ 開幕1ターンのみの場合
 開幕1ターン目にどら鳴らし+を使った場合、打属性が弱点の相手であれば40000以上のダメージを出すことができます。ただし、螺旋タチアナによるどら鳴らし+の方が、アビリティの腕力充填、腕力補正値の関係で、新パウルスよりも高ダメージが出ます。また、開幕打属性として現状最高火力であるトーマスのグラビティ・アクセルであれば70000近くのダメージが出せますし、他にもレオニードのナイアガラバスターや水着エレンのスイカ割りダイナミックなど、新パウルスのどら鳴らし+よりも数千程度ダメージが出る技があります。
⑵ 開幕2ターン連続の場合
 開幕2ターン連続で単体に高ダメージを与える場合、1ターン目にどら鳴らし+、2ターン目にカチ上げ、という流れになると思います。これであれば、打属性弱点の相手に合計65000~70000程度のダメージが与えられ、全スタイルの中でもトップクラスの合計ダメージになります。
 ただし、先ほどと同様に螺旋タチアナの方がどら鳴らし+の火力が高い上、螺旋タチアナはパワーチャージⅡのおかげで2ターン目にダブルヒットを使用できるため、螺旋タチアナの方が新パウルスよりも合計ダメージは高いです。
 そして、最大の問題点は、新パウルスの場合、2ターン目に使用する技であるカチ上げがディレイ技であるという点です。そのため、敵の攻撃の後にカチ上げで攻撃することになるので、周回スピードが落ちるのはもちろん、敵の攻撃でスタンなどになった場合には、そもそも攻撃ができなくなります。
⑶ 結論
 新パウルスで敵単体を攻撃する場合、行動補正値が低くないどら鳴らし+は便利です。しかし、無料で手に入る螺旋タチアナの方が高ダメージが与えられる上、新パウルスが2ターン連続で攻撃する場合、2ターン目がディレイ技になってしまうというリスクがあります。

②打ボーラー運用

 旧パウルスからワイドハンマーを継承し、ワイドスタンプ(覚醒BP7)→ワイドハンマー(覚醒BP4)→ワイドハンマー、という流れで打属性の全体技を連続して使用することができます。この流れのダメージとしては、ハロウィンアザミのリトルウィッチーズなどともあまり遜色はなく、ダメージだけなら、新パウルスは打ボーラーとして十分なダメージを与えられます。
 問題は、新パウルスの素早さが高くないこと、及びワイドスタンプの行動補正値が低いことです。例えば、代表的な打ボーラーであるハロウィンアザミの素早さはスタイルLV50で238、ボストンは230であるのに対し、新パウルスは197で、約40の差があります。同様に打ボーラーであるにんげんおとこは207であり、やはり新パウルスよりも上です。また、ワイドスタンプの行動補正値は全ての技の中でもかなり低い値です。詩人も同様に鈍足であるという欠点がありますが、打属性だけでなく、貴重な陽属性ボーラーでもあるという点で、やはり新パウルスよりも希少性があります。

動画①新パウルス打ボーラー比較

 この動画のラウンド1のように、ワイドスタンプは全キャラの中でも最も遅く出るほど行動補正値が低いです。ワイドハンマーは行動補正値が高めなのですが、やはり確実に先制できるほど早く出るわけでもありません。
 では、新パウルスの素早さを陣形や装備で上げれば良いのか?
 それも違うと思います。新パウルスの攻撃ダメージは腕力に依存するのに対し、ハロウィンアザミやボストンなどの体術スタイルの攻撃ダメージは腕力及び素早さに依存します。そのため、素早さを上げても攻撃ダメージが変わらない新パウルスよりも、素早さが上がれば攻撃ダメージも上がるハロウィンアザミやボストンを、陣形や装備によって素早さを上げた方が、より打ボーラーとして有用になります。
 以上から、新パウルスは打ボーラーとして使用できますが、ハロウィンアザミやボストンには劣ると言わざるを得ません。

③虎穴陣での運用

 この運用が新パウルスの真骨頂だと思います。具体的には、Sスタイルからダブルヒットを継承し、ダブルヒット(覚醒BP6)→通常攻撃→ダブルヒット、というループしていく運用です。この運用方法の利点はアビリティの吸収攻撃Ⅳと戦端の銅鑼により、生存率が高く、かつ、カウンターによるダメージが与えられるという点です。
 戦端の銅鑼により敵から直接攻撃を受けると約40%でカウンターが発動し、打属性弱点の相手なら35000~40000程度のダメージが与えられます。仮に相手が毎ターン全体直接攻撃をしてくる場合、期待値として毎ターン14000~20000(35000ないし40000×40%)のダメージが与えられ、さらにダブルヒットや通常攻撃のダメージが加わるので、毎ターンのダメージの期待値は20000~30000程度のダメージになると思います。
 また、吸収攻撃Ⅳによりカウンターを含めた攻撃ごとに約25%の確率で約500程度回復します。そのため、毎ターンの回復の期待値は約125(500×25%)となります。さらに相手が毎ターン全体直接攻撃をしてくる場合、カウンターも考慮すれば、40%×25%=10%の確率で吸収攻撃Ⅳが発動するため、カウンターによる毎ターンの回復の期待値は50(500×10%)となります。このように、新パウルスは、毎ターンごとに約125程度の回復の期待値があり、相手が毎ターン全体攻撃の場合には、さらに50加えて、毎ターンごとの回復の回復の期待値は約175になります。
 以上のように、相手の攻撃が全体攻撃かどうかにもよりますが、新パウルスはカウンター及び吸収攻撃により、高いダメージと生存率があります。
 そして、新パウルスのこのようなアビリティを最も生かす陣形は虎穴陣だと思います。それは、虎穴陣による防御力強化により、精神が25%アップする上、被ダメージが50%下がるためです。この防御力強化によって被ダメージを下げつつ、その分の被ダメージを吸収攻撃Ⅳで回復するという点で、新パウルスと虎穴陣は非常に相性が良いと思います。また、虎穴陣は攻撃などの行動をすると防御力強化が無くなるため、新パウルスの素早さが低く、行動順が遅いという点でも相性が良いです。
 注意点としては、敵の素早さが遅く、敵の攻撃よりも新パウルスが攻撃する場合です。この場合は、ダブルヒットを継承するのではなく、カチ上げ→通常攻撃→カチ上げ、のループが良いと思います。カチ上げはディレイ技であるため、敵の素早さがどれだけ遅くても、敵より後に攻撃することができます。また、カチ上げは威力Bですが、威力Bの技の中でも威力が高い方なので十分なダメージを与えることができると思います。

動画②新パウルスの虎穴陣での運用

 まとめ

 新パウルスの運用方法は、①単体高火力運用、②打ボーラー運用、③虎穴陣での運用、となりますが、①単体高火力運用及び②打ボーラー運用に関しては他のキャラクターで代用可能であると言えます。他方で、③虎穴陣での運用は、まさに新パウルスが最も活躍できる運用方法だと思います。そして、③虎穴陣での運用では、ダブルヒットの継承が大事ですが、これは旧パウルスを持っていなくても、Sスタイルから継承が可能です。そのため、新パウルスに関しては、旧パウルスを持っている必要はなく、新パウルスだけで十分に活躍できるスタイルだと思います。
 そして、新サラによるヒールリンク、新聖王によるシャイニィグローリーといった、攻撃と同時に回復もできるアビリティないし技が増えている現状では、虎穴陣という陣形は今後更に活用機会が増える陣形であり、それに伴い新パウルスが活躍する機会は増えると思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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