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気まぐれ小説『猫』2

ふと聞こえた猫の声に
目線を向けると
そこには、子猫がいた。

俺に気づいたのか、
「ニィー、ニィー」と
さっきより大きな声で鳴いている。

まだ幼く、すぐにでも死んじゃいそうだ。
『うわぁ、これはやっかいだぞ』と、俺は見つけてしまった後悔を感じながらも、思わず無意識で子猫を抱きかかえていた。

温かい。。

生きてる温もりだ。

でもすっかり弱っている。。
カラスにでもやられたのか怪我もしているようだ。
スマホで動物病院を探しながら
子猫の温もりが消えやしないかと
冷や冷やしていた。

もう死ぬのを見たくない。
助けたい!

そんな気持ちでいっぱいだった。

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