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年齢なんて夢を叶えるのに関係ない!IIBC Cafe Globe #2 紺屋かおりさん

12月10日は第二回のIIBC Cafe Globeでした。

Cafe Globeを開店することに至った背景はこちら。

今回のゲスト

今回のゲストは紺屋かおりさん。通称「こんちゃん」です。

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香港大手テーマパークでパレードダンサーをしています!年齢なんて夢を叶えるのに関係ない!を体現しました。12才の時に女優に憧れて地元のアクターズスクールに入りました。
ダンサーという職業がある事を知り、上京して本格的にダンス一本に絞り、ダンススタジオに通いました。そして、2014年に大分県にあるサンリオテーマパークダンサーの合格を経て、今は海外で踊る事が楽しくて、みんなにも海外に出る経験の楽しさを知って欲しいです!

こんちゃんとわたし

こんちゃん先輩とは私が大学3年生の時入会したダンススタジオで出会いました。JAZZダンスサークルに入ったのにストリートばっかり踊っていた自分が焦って受けだしたテーマパークダンス。いつも先生にゴリゴリ柔軟されていて、「ひー!」と叫んでいるこんちゃんが印象に残っています。笑

そして、やっぱり、本気で目指しているこんちゃんのダンスはとてもかっこよくて、いつも後ろでいつもレッスンを受けながら刺激を受けていました。

しまじろうコンサートでのバックダンサーさん、そして大分でのサンリオピューロランドダンサーさんを経て、去年「香港ディズニーランドダンサーになりました!」とSNSで発信しているのを見て、自分よりも年上で、30歳を過ぎて本当に夢をかなえてディズニーダンサーデビューしたこんちゃんに驚いた私。

そのあともInstagramで、英語や中国語や海外生活や、いろんなことも同時に全力で頑張っているこんちゃんの姿を見て、色々な話を聞きたくてなって、本当は香港まで会いに行く予定だったのですが、IIBC Cafe Globeで会うことにしました。

今回のお茶

Cafe Globeでは、ゲストのゆかりのある「お茶」と、ナビゲーターの私がその時おすすめしたいと思った「お茶」を交換して、飲みながらお話をしています。

私がこんちゃんにお送りしたのは、「南阿蘇ティーハウス」のハーブティー。「のんびりリラックス」という、葡萄の香りがするお茶を送りました。

無事にCafe1週間前に届いて、当日もマグに入れて参加くださいました♥

こんちゃんが私に送ってくれたのは、香港の鴛鴦茶という、「コーヒー」と「ミルクティー」の両方の味が同時に楽しめるお茶。

残念ながら1カ月前に発送してくれたものの、時間がかかっているようで、当日には間に合わず…><後日、楽しみました♥

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(2021/1/8追記)1月の一週目に届きました~!早速鴛鴦茶をチャレンジ。確かにコーヒーとミルクティーの味がした笑

今回のカフェ。

ということで今回のカフェ。

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最初は女優を目指していたこんちゃん。福岡から東京に出てきて、テーマパークダンスのことを知り、テーマパークダンサーになりたい!と一気に方向転換。6年間毎年東京のディズニーランドのオーディションを受けるも、毎回二次で落ちてしまう…

東京ディズニーランドのオーディションは18歳から受けることが可能で、25,26歳ぐらいからなかなか通らなくなってくるという、「年齢」の壁がありました。

そんななかでもあきらめないこんちゃん。色々なオーディションを受けまくり、「26歳で」大分のサンリオのダンサーにデビュー。入社時は、「あなたが26歳の人ね」と言われるほど驚かれたそうです。面接の時に年齢のことを示唆されるような質問設けたそうですが、まったくそれに気づかなかったこんちゃん、「辞めろといわれるまで踊ります!」とお返事をしたそうです。

そして、2年間の勤務後、もっといろいろなダンスに触れたい、自分の可能性を広げたい、と一度福岡に戻りレッスンを受けていたある日、先生から「香港ディズニーランドダンサーオーディションが日本で初開催」というお知らせを受けます。

実は私もちょこちょこ見ているのですが、海外のディズニーランドは、パークの近くまたはそこから近くの大都市でダンサーのオーディションを開くことがあります。2019年は、香港ディズニーランドが初めて、東京でオーディションを開催することを決めたんだそうです。

挑戦したい!と受けたこんちゃん。そこで驚いたのは、履歴書に年齢を書く欄がなかったこと。目の色や肌の色、タトゥーの有無を聞かれたくらいで、あとは「あなたは何が踊れるのかを知りたい」という面接官。振付を覚えていざ挑戦。普通なら何回もオーディションを受けて合格するものなのに、まさかの一発合格。現場でも「あなたは何回オーディション受けたの?」と質問されても「すみません…初めて受けて受かりました…」と話して「シンデレラガールじゃん!」と驚かれるほどだったそうです。

しかしこんちゃん、合格の連絡の電話が一切聞き取れなくて、急遽ボイスレコーダーで録音し友達に後日翻訳してもらったくらい、英語が大の苦手(学校での試験も20点とかだったとか)。そんななか、合格通知を受けて1か月ちょいで香港に飛ぶことになり、いきなりの初めての海外生活、広東語と英語に囲まれる生活が始まります。さらに現場は、香港現地のキャストさんだけでなく、フィリピンや台湾、タイなど、様々なアジアの国から集まったダンサーさんやパフォーマーさん。いきなりグローバルな現場に飛び込みます。ただ、香港は結構英語が街中でも使われており(お年を召した方は圧倒的広東語だが)、職場でもダンサーさんのコミュニケーションは英語とのことで、優先順位は英語、と必死で勉強を始めます。

とりあえず聴覚を全集中←して、カタカナで聞き取った単語をスマホにメモり、友達に後で意味を聞いたり、受験生のように英単語を自分の部屋に貼り付けて覚えたり、自分流で必死に勉強をしていきました。

そして幸運なことに、職場がグローバルということは、色々な国から集まった人たちということもあり、みんな英語が第一言語ではないし、みんな香港がホームタウンでもない、ということで、お互いとても仲良く助け合っているそうです。沢山の人に助けてもらって、本当にありがたい、と。

日本人の謙虚さが出てしまって「ストレートに言わなきゃ!」と気付いたことや、外国の人たちの自分のPRの上手さに刺激を受けること、言われたことの受け取り方のちょっとした違い(「~したいな~(なんとなく希望を言う)」と話すと、「じゃあいつやる?(誘われていると受け取っている)」みたいな)によるミスコミュニケーションはよくあるようですが、文化や価値観の違いでの衝突などは経験したことはあまりないよう。もしかしたら気付いていないだけかもしれない…笑

Cafeの時間はInstagramでこんちゃんの色々な衣装での姿の写真を見せてもらいました。パレードダンサーさんのデビューは、パレードの最後尾で「ここでパレードは終わりです」ということを伝えるロープを2人でもって歩くところから始まるそう。「トイ・ストーリー」のジェッシーに扮したこんちゃんがロープを持っている写真を見せてもらいました。そして私が驚いたのはダンサーさんはお化粧も自分自身でやるということ。「皆肌の色も目の色も違うから、自分がいちばんきれいに見える方法は自分自身が一番知ってるでしょ」というのがメイクさんのスタンス。ディズニーなメイクの基礎知識を伝えて、あとはダンサーさんにお任せするんだとか。驚き。

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そして、最近、あの、オーディション合格の電話を録音したボイスレコーダーを聞いたら、なんと聞き取れていたことがわかったそうです!1年半、ほぼ英語漬けの日々。自分の英語力が伸びたことに感動した瞬間だったそうです。

そんなこんちゃんの夢は、まず直近は、今はパレードダンサーなので、ステージダンサーの方になること。「ミッキー・アンド・ザ・ワンダラス・ブック」という作品に出演したいそうです。季節ごとや、衣装ごとに全くダンスが異なるパレードダンスとは異なり、毎日同じ作品を踊るステージダンス。自分自身のスキルを磨き上げる意味で、ステージに出たいそうです。

その先はあるの?という質問に対しては、パレードやショーの演出・振り付け師に挑戦したい、とのこと。キャラクターさんの動きやフロート(キャラクターが乗っている乗り物)や舞台装置のことも考えながら振付を考える先生方をリハーサルでみて、憧れを抱いたとか。ただ、レッスンの日に交代交代でダンサーさんたちが前に出て教えることがあるのですが、そこで前に出て挑戦してみたこんちゃん。「Right...Right Hand!」と結構大変だったようで、英語も含めてまだまだだー!と燃えているようです。笑

ちなみに、去年は香港ではデモ、そして今年はコロナがありましたが、お仕事に影響はあったの?という質問。やはり、子どもが多く来るテーマパークのため、去年はお客さんが減ってしまって悲しいと思ったこともあったそう。また、ダンサーさんも、夜以降電車を使って帰る人たちにはパレードには出なくていいから帰りなさい!と夕方に指示を受けて帰宅する人もいたそうです。つまりそういう日は人数少なめでエレクトリカルパレードをしていたのか…?また、コロナを受けた入園人数を制限したパーク運営では、「アナと雪の女王」のアレンデール城のキャストさんに扮し、ソーシャルディスタンスを案内するお仕事をしたりしていたよう。(これがまた写真を見せてもらったけれど可愛い)


もともと、夢に向かって超一直線なこんちゃんを知っていた私ですが、現地での柔軟性やサバイバル能力、改めてそれも含めてこんちゃんはすごいから香港ディズニーランドダンサーになれたんじゃないか、と思いました。


そんなこんちゃんのメッセージ、「周りに、親に感謝すること」「年齢なんて関係ない」「夢に向かって超突猛進」…沢山の元気になる言葉をいただきました^^


最後に、オーディションに受かった秘訣は?という質問で、こんちゃんが気づきました。

「私…サンリオも、ディズニーも、オーディションの番号、1番だったわ…それかもしれない…!」

審査員さんもたくさんの受験者さんを見るので疲れちゃう、ということで、最初の方に攻めるのが大事なのではないか、というのがこんちゃんの秘訣!?でした!


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そんなカフェの様子はこちら

当日のカフェの様子は、こちらです!

もっとこんちゃん

1時間(懇親会も含めると1時間半)だけなのに、すっごい元気をもらえたこんちゃん。彼女のInstagram(@kaoriiiinu)はこちら。ダンサーさんを目指す方は彼女に連絡を取ってみても良いかも!

そして、香港ディズニーランドにいけば、間違いなく彼女に会えます。会いに行きたいですね!

次回のカフェ。

ということで、次回のカフェ。1月10日20時からです。

旅する高校教師こと石井先生にご来店お願いしました。

四角大輔さんとTABIPPOの共著「THE JOURNEY」でご自身の体験を綴られていますが、先生から直接お話しをお伺いした過ぎて。私もとっても楽しみです。

Peatixの申し込みサイトをしばらく使わないことにしたので、お申込みは以下のサイトから。


来月も楽しみです^^








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