私のレポートの書き方《通信制大学のレポートの書き方》

私のレポートの作り方をご紹介させていただきます。通信制大学で学ばれている方で、レポートがまったく書けなくて困っている方の参考になれば嬉しいなと思い、シェアさせていただきます。

私は、通信制大学を9年で卒業(玉川大学、教育学部)しました。1年生から入学し124単位を取得し卒業しました。

最初の4年はレポート取得単位が6でした。
レポートの書き方を一から学び、その後の5年で88単位取得し卒業しました。

全く書けない時と書けるようになった時の違いは、いかにモチベーションを維持して最後までいくかでした。

そのためには難易度を落として、今の自分にできることだけをすることでした。

そういう視点でご覧いただけると分かりやすいのではないかと思います。

簡単な方法ではないかもしれませんが、この方法で卒業することができたので再現性はある程度あると思いますのでシェアさせていただきます。

まとまりがなく、かなり長い文になってしまいましたが、最後までご覧いただけたら幸いです。

〈お願い〉
・あくまで例として参考程度に捉えてください。
・文の改行などを変えて読みやすくしています。実際の論文のルールとは異なりますのでご了承ください。

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〈全体像〉
1、一応のアウトラインを作る
2、今作れるアウトラインを作る
3、今作れるレポートを形にする
4、理想のレポートを形にする
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〈アウトライン〉
1、一応のアウトラインを作る
 ①課題、評価の観点、留意事項を確認する
 ②一応のアウトラインを作る
 ③文の型にあてはめる
2、今作れるアウトラインを作る
 ①一応のアウトラインに沿って各項目を調べる
 ② 理想のものと今できるものを分け、今作れるアウトラインを作る
3、今作れるレポートを形にする
 ①文の型にあてはめる
 ②アウトラインに沿って文の型に情報を入れていく
 ③文字数を稼ぐ
4、理想のレポートを形にする
 ①理想のアウトラインに沿って情報収集
 ②アウトラインを修正、改良、完成
 ③文の型に当てはめる
 ④アウトラインに沿って文の型に情報を入れていく
 ⑤文字数を稼ぐ
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ここでは、玉川大学通信教育部の2020年度の「考古学」のレポート課題を例とします。
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1、一応のアウトラインを作る

①課題、評価の観点、留意事項を確認する

 レポート課題集にある課題を確認します。そこに書かれているこを満たせばいいです。文を区切ると分かりやすくなります。要件を箇条書きで出します。

課題集に書かれている、課題、評価の観点、留意事項などは以下の通りです。

<課題>
考古学的な手法による年代の決定方法とは,どのようなものか。 それはどのような調査及び資料操作によって導き出されるもので あるか説明せよ。

<レポート作成にあたっての留意事項>
テキスト等の単なる敷き写しにならないように注意すること。 理化学的な手法による年代測定法との関連性、を踏まえて考察する こと。ただし課題が問うているのはあくまでも「考古学的年代決 定法」であることに留意して,そちらを主にまとめること。 具体的な事例、に即すと,考察しやすいであろう。

<評価の観点>
ヨコ書き 直接入力。鍵となる用語や考え方、が正しく理解され,適切に用いた上で論じ られているかを基に評価を行う。

<その他の注意点>
考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,年代を決定することがどのような意味を持つのか,という 視点、を常に意識して考察することは,本レポート課題のみならず, 考古学を学ぶ上で重要である。

↓文を区切り、要件を箇条書きにします

<課題>
考古学的な手法による年代の決定方法とは,どのようなものか。

それはどのような調査及び資料操作によって導き出されるもので あるか説明せよ。

↓要件

・ 考古学的な手法による年代の決定方法の説明
・考古学的な手法による年代の決定方法の調査方法、資料操作方法の説明

<レポート作成にあたっての留意事項>
テキスト等の単なる敷き写しにならないように注意すること。

理化学的な手法による年代測定法との関連性、を踏まえて考察する こと。

ただし課題が問うているのはあくまでも「考古学的年代決 定法」であることに留意して,そちらを主にまとめること。

具体的な事例、に即すと,考察しやすいであろう。

↓要件

・考古学的な手法による年代決定法と理化学的な手法による年代測定法との関連性を説明する

<評価の観点>
ヨコ書き 直接入力

鍵となる用語や考え方、が正しく理解され,適切に用いた上で論じ られているかを基に評価を行う。

↓要件

・鍵となる用語や考え方の説明

<その他の注意点>
考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,

年代を決定することがどのような意味を持つのかという 視点を常に意識して考察することは,

本レポート課題のみならず, 考古学を学ぶ上で重要である。

↓要件

・年代を決定することがもつ意味を説明する

要件をまとめると、

・「考古学的な手法による年代の決定方法」の説明をする

・「考古学的な手法による年代の決定方法」の調査方法や資料操作方法の説明をする

・「考古学的な手法による年代決定法」と「理化学的な手法による年代測定法」との関連性を説明する

・鍵となる用語や考え方の説明をする

・考古学の方法論を論じたり、考古資料によって日本の歴史を語る上で、年代を決定することがどのような意味を持つかを説明する

この要件を満たしたレポートを作ればいいことがわかりました。続いてアウトラインを作ります。

②一応のアウトラインを作る

 ひとまず、要件を全て満たすアウトラインを作ってみます。アウトラインは後で変わっていくものなので一応のものでOKです。

〈アウトライン〉
1、考古学の方法論を論じたり、考古資料によって日本の歴史を語る上で、年代を決定することの意味の説明

2、考古学的な手法による年代の決定方法
 ①概要の説明
 ②調査方法、資料操作方法

3、考古学的な手法による年代決定法と理化学的な手法による年代測定法との関連性

一応のアウトラインができました。

③文の型にあてはめる

 一応のアウトラインができたら文の型にあてはめてみます。これはモチベーションを高めるためです。これだけで約800文字が埋まるからです。
 ただ、アウトラインは変わっていくので作り込むことはしないようにしてください。一応です。

 文の型は、序論・本論・結論の三段構成です。序論と結論はレポートの課題と結論を簡単に書きます。同じ内容でかまいません。本論を書き終えた後、序論と結論を書きます。

【序論】
 このレポートでは、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。

 結論から言えば、考古学的な手法による年代の決定方法とは,「こういう」調査及び「こういう」資料操作によって導き出されるものである。

 考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,年代を決定することは「このような」意味を持つ。

 このレポートではまず、考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,年代を決定することはどのような意味を持つのかについて述べる。

 次に、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。そのために、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。

【本論】
 まず、考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,年代を決定することはどのような意味を持つのかについて述べる。

 次に、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。そのために、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。

【結論】
 このように、考古学的な手法による年代の決定方法とは,「こういう」調査及び「こういう」資料操作によって導き出されるものである。考古学の方法論を論じたり,考古資料によって日本の歴史を語る上で,年代を決定することは「このような」意味を持つものである。

(約800字)

2、今作れるアウトラインを作る

 要件を全て満たしたアウトラインを作れば合格するんですが、実際には情報が手に入りにくかったりしてうまくいかないことが多いです。
 なので実際に即してアウトラインを修正していきます。ここでは、理想のアウトラインと今作れるアウトラインの2つを用意して、まず、今作れる方を形にします。

①一応のアウトラインに沿って各項目を調べる

 テキストやwebをキーワードで検索します。テキストなら目次や索引から調べます。webならキーワード検索をします。どちらも、そのキーワード周辺の情報も併せて見ていきます。

〈調べてみて分かったこと〉

・年代を決定することの意味については情報が手に入らなかった。

・年代決定法には2つある。一つは、考古学的決定法。もう一つは、理化学的測定法。

・そして、その2つの関係は、考古学的決定法が先にあって、その後、欠点を補う形で理化学的測定法が生まれた。

・考古学的年代決定法の具体例や資料操作方法の情報が手に入らなかった。

・逆に、理化学的年代測定法の具体例や資料操作方法の情報はたくさん手には入った。

② 理想のものと今できるものを分けて、今作れるアウトラインを作る

 調べて出てきた情報からアウトラインを修正していきます。実際には、ほしい情報が得られなかったりするので、全ての要件を満たしたものが作れなくて良しとして、ここでは現状に即して作り直します。

〈修正前のアウトライン〉

1、考古学の方法論を論じたり、考古資料によって日本の歴史を語る上で、年代を決定することの意味の説明

2、考古学的な手法による年代の決定方法
 ①概要の説明
 ②調査方法、資料操作方法

3、考古学的な手法による年代決定法と理化学的な手法による年代測定法との関連性

〈修正後のアウトライン〉

1、考古学的な手法による年代の決定方法
 ①概要の説明

2、考古学的な手法による年代決定法と理化学的な手法による年代測定法との関連性

3、理化学的な手法による年代測定法
 ①概要の説明
 ②調査方法、資料操作方法の具体例

 要件は理化学的な手法ではなく、考古学的な手法の説明ですが、現段階の情報ではその要件を満たすことができません。しかし、今の段階では割り切って、ひとまずレポートを形にしてしまいます。

3、今作れるレポートを形にする

 今作れるレポートのアウトラインに沿って、レポートを完成させてしまいます。なぜなら、どんなにダメなレポートでも形すると達成感が湧きます。悔しさも生じます。その達成感や悔しさがよりよいレポートを作るモチベーションになってくれるからです。
 そして、このレポートでもギリギリ合格する可能性もあります。最悪、提出要件の文字数は満たしているので、テストを受けることができ、学習のモチベーションを下げずに済みます。

①文の型に当てはめる

 先ほどの文の型にあてはめます。これで400〜800文字くらいにはなるのでゴールが見えてきてやる気が湧きます。

【序論】

 このレポートでは、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。

 結論から言えば、考古学的な手法による年代の決定方法とは,「こういう」調査及び「こういう」資料操作によって導き出されるものである。

 このレポートではまず、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。次に,理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して説明する。

【本論】

 このレポートではまず、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。

 次に,理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して説明する。

【結論】

 このように、考古学的な手法による年代の決定方法とは,「こういう」調査及び「こういう」資料操作によって導き出されるものである。

(約400字)


②アウトラインに沿って情報を文の型に入れていく

 あとはアウトラインに沿って情報を入れいくだけです。

【序論】

 このレポートでは、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。

 結論から言えば、考古学的な手法による年代の決定方法とは 地質学や地層学による調査及び資料操作によって導き出されるものである。

 このレポートではまず、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。次に、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。

【本論】

 まず、考古学的な手法の相対年代法について述べる。相対年代法は元々地質学の考え方で、地層堆積の原則に基づき、標準化石などにより地層年代を確定していた。考古学では、モノは時間と共に形態的な変化が起っていると認識し、環境の影響での形態変化のプロセスを表している。規律から時間による変化がわかり、その反対にモノと規律から時間を明確にすることもできる。つまり、相対年代法により変換の規律を見出すことができるのである。

 しかし、それでは規律は分かるが順番は分からないため、地層学を使うことで前後の順番を知ることができる。地層は一層一層で積み重なっており、下の層は上の層より早く入っている。つまり、地層の比較により、物の相対的な時間関係が分かる。もし同じ地層にある他のものの絶対年代が分かれば、例えば、時代が分かるお碗などが存在すれば、この地層だけではなく、相対年代が分かる全ての層位が分かる。

 次に、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。相対年代はあくまでも相対的なものであり、明確に年代を特定することはできないが、その壁を打開するために開発されたものが理化学的手法による絶対年代法である。
 
 絶対年代法には大きく二つの方法がある。
一つは、科学的な手法を使い、例えばC–14のような理化学的な方法を使って年代を測定する方法。もう一つは、銘文、記年などの文献資料と照合する方法がある。
 銘文、記年などの文献資料と照合する年代決定法とは、例えば、ある陶磁器が出土し、その陶磁器が偽物ではないことが確定できた後、その陶磁器の底に年号が書いてある、或いは信頼できる文献に作られた時代が書いてあれば陶磁器の作られた時代が断定できるといったものである。
 
 理化学的な手法による年代決定法は次々に新しい方法が開発されている。例えば、色々な有機体に普遍的に存在してるC−14(炭素14)を使って年代を測定するものがある。これは、生物の体内に一定量含まれている放射性炭素が,年月の経過とともにどれだけ減っているかを測るものであり、考古学では最も普及している方法である。
 その他、黒曜石水和層法、カリウム・アルゴン法、樹木の年輪幅が年ごとに変化するという現象を応用した年輪年代法などの年代測定法が確立され、次々と新しい方法が開発されている。


 
【結論】

 このように、考古学における年代測定法は主に、考古学的な手法の相対年代法と理化学的な手法の絶対年代法の二種類に分類することができる。そして、考古学的な手法による年代の決定方法とは、地質学や地層学による調査及び資料操作によって導き出されるものである。
 そして、考古学的な手法の弱点を補う理化学的な手法は、黒曜石水和層法、カリウム・アルゴン法、樹木の年輪幅が年ごとに変化するという現象を応用した年輪年代法などの年代測定法が確立され、次々と新しい方法が開発されている。

(約1400文字)


③文字数を稼ぐ

 もし、まだ文字数が足りてない時はなんとか文字数を埋めます。大事なことは完成させることなので、少し蛇足的な内容でもOKとします。調べて出てくる情報をとにかく入れいきます。具体的には、具体例や引用を入れいていきます。

 例題では、理化学的な手法の具体例の情報がたくさん手に入るので、それを上記例文の★の所に入れていきます。

【序論】

 このレポートでは、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。

 結論から言えば、考古学的な手法による年代の決定方法とは 地質学や地層学による調査及び資料操作によって導き出されるものである。

 このレポートではまず、考古学的な手法による年代の決定方法が、どのような調査及び資料操作によって導き出されるものであるかを説明する。次に、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。

【本論】

 まず、考古学的な手法の相対年代法について述べる。相対年代法は元々地質学の考え方で、地層堆積の原則に基づき、標準化石などにより地層年代を確定していた。考古学では、モノは時間と共に形態的な変化が起っていると認識し、環境の影響での形態変化のプロセスを表している。規律から時間による変化がわかり、その反対にモノと規律から時間を明確にすることもできる。つまり、相対年代法により変換の規律を見出すことができるのである。

 しかし、それでは規律は分かるが順番は分からないため、地層学を使うことで前後の順番を知ることができる。地層は一層一層で積み重なっており、下の層は上の層より早く入っている。つまり、地層の比較により、物の相対的な時間関係が分かる。もし同じ地層にある他のものの絶対年代が分かれば、例えば、時代が分かるお碗などが存在すれば、この地層だけではなく、相対年代が分かる全ての層位が分かる。

 次に、理化学的な手法による年代測定法との関連性を踏まえ、具体的な事例に即して考察する。相対年代はあくまでも相対的なものであり、明確に年代を特定することはできないが、その壁を打開するために開発されたものが理化学的手法による絶対年代法である。
 
 絶対年代法には大きく二つの方法がある。
一つは、科学的な手法を使い、例えばC–14のような理化学的な方法を使って年代を測定する方法。もう一つは、銘文、記年などの文献資料と照合する方法がある。

 銘文、記年などの文献資料と照合する年代決定法とは、例えば、ある陶磁器が出土し、その陶磁器が偽物ではないことが確定できた後、その陶磁器の底に年号が書いてある、或いは信頼できる文献に作られた時代が書いてあれば陶磁器の作られた時代が断定できるといったものである。
 
 理化学的な手法による年代決定法は次々に新しい方法が開発されている。例えば、色々な有機体に普遍的に存在してるC−14(炭素14)を使って年代を測定するものがある。これは、生物の体内に一定量含まれている放射性炭素が,年月の経過とともにどれだけ減っているかを測るものであり、考古学では最も普及している方法である。

 フィッショントラック法は、ガラス質の物のなかに自然の核分裂で生じた傷跡が,年月の経過とともにどれだけ増えているかを数えるもので、遺物に含まれる鉱物やガラスの中に存在するウランが核分裂(フィッション) を起こすと傷痕 (トラック) を残すという性質を利用した年代測定法である。

 熱ルミネセンス法は、土器の年代を直接測定するときなどに使われる方法で,粘土に含まれる放射性物質が熱を受けるとエネルギーを放出し,その後再びエネルギーを蓄積するという性質を利用した年代測定法である。

 黒曜石水和層法とは、黒曜石の表面にある水和層の厚さを利用したものである。1960年に新しく応用され始めた。火山噴出物である黒曜石は、生成時にマグマに由来する水を 0.3%程度含んでいる。時間の経過とともに表面から水和され、形成された水和層は3%の含水量を示している。そのため、水和層と水和していない黒曜石の内部との間に、水の拡散面を境として屈折率の差が生じる。光学顕微鏡で見ると、この境界面に沿ってやや輝いた線が見えるので、これを利用して水和層の厚さを計測することができるものである。

 カリウム・アルゴン法とは、K-Ar法とも呼ばれ、岩石の絶対年代を決める方法の一つである。岩石に含まれるカリウム40という物質に着目し、その含有量によって年代を推測するものである。

 年輪年代法とは、樹木の年輪幅が年ごとに変化するという現象を応用したものである。建築物や木製品の年代を決定する方法だが、応用できる地域と樹種は限られている。

【結論】

 このように、考古学における年代測定法は主に、考古学的な手法の相対年代法と理化学的な手法の絶対年代法の二種類に分類することができる。そして、考古学的な手法による年代の決定方法とは地質学や地層学による調査及び資料操作によって導き出されるものである。

 そして、考古学的な手法の弱点を補う理化学的な手法は、黒曜石水和層法、カリウム・アルゴン法、樹木の年輪幅が年ごとに変化するという現象を応用した年輪年代法などの年代測定法が確立され、次々と新しい方法が開発されている。

(約2000文字)


2000文字になり、これで提出できる要件を満たすことができました。

4、理想のレポートを形にする

 とりあえずのレポートができると余裕を持って学習することができるようになります。
 また、土台があると学習のやる気も湧きやすくなります。次の段階のよりよいレポートを作っていきます。やり方は同じです。

①理想のアウトラインに沿って情報収集

 レポートの要件をしっかり満たしたものを目指します。テキストやwebだけでなく、図書館に行き、専門書や実用書などを調べます。当然ですが、専門書などにほしい情報があることがほとんどです。

②アウトラインを修正、改良

 手に入った情報を元にアウトラインを修正します。

③文の型に当てはめる

 これで800文字くらいにはなるのでゴールが見えてきてやる気が湧きます。

④アウトラインに沿って文の型に情報を入れていく

 あとはアウトラインに沿って情報を入れていくだけです。

⑤文字数を稼ぐ

 もし、まだ文字数が足りてない時はなんとか文字数を埋めます。大事なことは完成させることなので、少し蛇足的な内容でもOKとします。調べて出てくる情報をとにかく入れいきます。具体的には、具体例や引用を入れいていきます。


さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。いかがだったでしょうか。これが私のレポートの書き方です。

私は本当に学力がなく、根気もなかったので、いかにモチベーションを下げずにやり遂げるかが課題でした。

そんな私でもレポートを書くことができるようになった方法です。

難易度を落として、すぐに形にする。
その土台を基に、次の段階にいく。
そうして一歩ずつ階段を上がるようにしていけば、飽きずに、嫌にならずにレポートを書き上げることができます。

レポートがまったく書けなくて困っている方の参考になれば幸いです。



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