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うららか

仕事する人2年目。
働き始めてから気づいたこと。

ひとつめ、ほぼノンストレス最高。
歩く道に大きなビルはないし、空が見えて心地良い。高いビルに登ることも、歩道橋を渡る心配もない。好きな服を着て仕事ができる。変な上司もいない。大人のおかしな気をつかうこともない。残業もそこまで遅くならない。
こんなに素晴らしい環境で働けることは幸せなことだ〜。毎日ヘトヘトだけど!

ふたつめ、働いているときは、自分のことが好きになれる。
丁寧な言葉遣い、丁寧な対応を心がけて、実践できていること。ご利用者様ひとりひとりの特徴を覚えて、対応できていること。時間を見て行動できていること。車の運転が楽しい。皆様の写真を取るときも楽しい。私の中にある優しいということが、こんなにも役に立つ。私は私でいていいんだと思える場所。必要とされていること。
こんなに真っ直ぐなことを言うのは恥ずかしいけれど、「ありがとうの輪」ってほんとにあるんだ〜〜と毎回感動していること。
任せてもらえる仕事が増えて、文章を書く仕事も少しずつ増えた。「矢吹ちゃん文章得意でしょ」って言ってもらえることが本当に嬉しい。毎回上げる日報の、自称ファンがいる。(笑)

みっつめ、皆様の優しい気持ちがとても素敵。それだけで生きていけるくらい価値があるもの。
意思疎通ができない方で、急に立ち上がってしまったり、急に拍手をする方がいる。
皆様、その拍手が聞こえると、「いい音だね〜なかなかその音を出すのは難しい!」と拍手大会が始まる。立ち上がると、「どこいくの〜危ないよ」と職員並みに見守ってくださる。
足の不自由な方が椅子に座ろうとするときは、お隣の方が何も言わずに椅子の向きを変えて、座りやすくしてくださる。
みんなにおやつが行き渡るように、自分の分は後回しにしたり、お昼ごはんのときにお味噌汁がまだ来てない人がいると、「この人まだ来てないです」とみんなのことを考えてくださったり。
作品を作るときは、けなしたり、文句を言ったりしない。褒める言葉がいっぱい聞こえる。
「最近いらっしゃらないあの方は、どうしたの?」と、職員やご利用者様のことを気にかけてくださる。嬉しいことや、悲しいことに寄り添ってくれる。
「やぶちゃんの笑い声はいいね〜。」「◯◯さんに地面に膝つけるくらいの態勢で話聞いてて、やぶちゃんはこの仕事向いてると思ったよ〜」と言葉をかけてくださる方がいる。

こんなに優しい空間で働けるなんて。
家族には、介護の仕事をすることを心配されるけど、私にはその心配がよくわからない。こんなに楽しい仕事はない。自分のできることを増やしながら、自分の好きなことができる。

以前、全盲の方がいた。
その方を気にかける、男性のお話好きな方がいた。男性の方は、全盲の方に話しかけるとき、手に手を添えていた。その精神を、忘れちゃいけないと思った。

おわり。


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