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【動画&タブ譜】ポップな歌ものギターソロのアイディア~EメジャーアメリカンHRスタイル

Eメジャーのポップな進行においてEのメジャースケールのみを使用したソロフレーズ。

コード進行は
|E|E|A|B|×2
|G♯m|C♯m|F♯m|B7|×2
|B7|
とダイアトニックコードのみで構成されたシンプルなもの。

ポジション的には
①4~7フレット付近
②9~12フレット付近
③①のオクターブ上
にあるメジャースケール(アイオニアン)を基本にフレーズを構成する。それぞれ指板図は以下の通り。

2重丸がルート音。この場合はE(ミ)音だ。

9~12フレットの部分で2弦10フレットと1弦11フレットを抜くとペンタトニックになる事にも注目。今回は用いないがこのポジションニングの場合メジャースケールとメジャーペンタのスイッチが容易である…という事を頭に留めておくと色々とアドリブの際に役に立つ。

15~19フレットが基盤で両端は右手のタッピングやスライド移動をすると必要になってくる音達。3~6弦は1音飛ばしの規則的な形故にフィンガリングが容易。

その他キーがEなので1弦E音の開放や5度にあたる2弦B音開放弦等も使い易く、それらを生かしつつ指板を広く使ってオクターブ音と組み合わせると比較的簡単にトリッキーで印象深いフレーズを作りやすい。フレーズの引き出しとはまた別にそういった「ソロを構築するときのネタの出し方」も各ギタリストの個性を構築する大事な要素である。

メタルハードロック系のソロはこのようにスケール一発で弾かれているものも多く、物理的なテクニックさえ身についてしまえば理論的な知識はほぼ最低限、初歩的なポジショニングを覚えてしまえばそれなりにサマになるソロを弾くことができる。

寧ろクレバーなソロを弾きたいがためにテンション音やスケール特性音を強調しすぎるとロックの醍醐味である「シンプルさ」から逸脱してしまう場合すらあるので潔く理論的な事は意識しない・・というアプローチも有効なジャンルである。

ソロ全体のタブ譜は以下有料エリアにて表示。PDFファイルのダウンロードも可。

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